食品安全情報blog過去記事

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中国に送られた乳製品原料内に硝酸が見つかったため、輸出許可証取消

Export certificates revoked after nitrate found in dairy ingredient sent to China
19 August 2013
http://www.mpi.govt.nz/news-resources/news/export-certificates-revoked-for-lactoferrin
一次産業省はニュージーランドの標準値を超える濃度の硝酸が検出されたため、Westland Milk Productsが生産したラクトフェリンの4つの積送品輸出許可証を取り消した。
ラクトフェリンは牛乳の中に天然存在するタンパク質である。積送品はWestlandのホキティカ工場で生産されたラクトフェリンの2つのバッチに由来する。一つはWestlandのほかの乳製品の原料として中国に直接輸出され、二つ目はTatua乳業社に供給され、これも中国へ輸出された。
一次産業省はWestlandとTatuaとその取引先から少量のラクトフェリンが消費者製品に使用されていたと情報提供を受けている。それらの製品のすべては現在サプライチェーンで留置が確認されている。ニュージーランド内に影響を受けたラクトフェリンを使用した製品はない。
「一次産業省の技術専門家はこの問題を厳密に調べ、消費者製品に使用されたラクトフェリンの量がとても少なく、中国の消費者への食品安全上のリスクは無視してよいと考えている。つまりこれらの製品の硝酸濃度は十分許容濃度内である。
一次産業省と外務省と関係した会社はこの問題について中国当局と緊密に協力している。」MPI長官代理のScott Gallacher氏は述べた。
「一次産業省はこの問題がどのようにして起こったのか、その問題が特定された2つのバッチだけに限定されることを確認するためにホキティカ工場にチームを派遣することにしている。現時点では、2バッチだけであるように思われる。
「中国に輸出した積送品は、その製品がニュージーランドと中国の基準に従っているという公的輸出証明が添えられている。これは、製造時に行われた複合成分からなるバッチの検査に基づいており、問題はなかった。我々は現在それは事実ではないとわかっており、証明は取り消されている。」とGallacher氏は述べた。