食品安全情報blog過去記事

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スクールランチ(お弁当)のアレルゲン安全性について保護者に再確認

Reminding Parents of School Lunch Allergen Safety
August 28, 2013
http://healthycanadians.gc.ca/recall-alert-rappel-avis/hc-sc/2013/35321a-eng.php
子供たちの授業が再開されるため、ヘルスカナダはお弁当のアレルゲンについて注意することの重要性を両親に再確認する。重症アレルギー反応は素早く前兆なく起こり、アレルギーの子供の生命を脅かすものとなり得る。
120万人ものカナダ人がアレルギーであると推定されている。ある研究では、特に子供たちの間で、この人数は増加していると指摘している。多くの食品がアレルギー反応の原因となりうるが、カナダでのほとんどのアレルギー反応はピーナッツ、木の実、ゴマの種子、大豆、シーフード(魚、甲殻類、貝など)、小麦、卵、牛乳、亜硫酸塩、からしによって引き起こされる。
アレルギー反応の症状は、軽症の皮膚炎やじんましんから呼吸困難や意識喪失まで、種類や激しさは多様である。症状進展速度も多様で、時にはかなり急速に悪化する。最も危険な症状は呼吸困難やショックによる血圧低下、意識喪失やアナフィラキシー、死亡という結果になることもある。
このため、多くの小学校は現在、児童の昼食に一定の食べ物を制限している。両親は自分の子供にアレルギーがなくても学校の方針に従うことを奨励されている。子供たちの学校でどの食品が制限されているのか知りたければ、学校と直接連絡を取ればよい。
現在、食物アレルギーの治療法はない。アレルゲンを除去することだけがアレルギー反応を予防する唯一の効果的な方法である。これが、アレルギーの子供たちが、通常激しい、時には致命的な反応を起こすアレルゲンに暴露されないことが重要な理由である。
保護者や食物アレルギーのあるカナダ人が避けるべき食品を見極める手助けをするために、Health Canadaは優先表示アレルゲン規則を最近更新した。詳細はヘルスカナダのウェブサイトで入手できる。
Anaphylaxis Canada、Allergy Asthma Information Association、Association Quebecoise des Allergies Alimentairesなどのアレルギー協会では、アレルギー安全コミュニティをつくるために、教育者、学校、その他の組織のためのtipsや計画を含むさらなる情報も提供している。