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原因不明の病気、子ども インド(第2報):ビハール

Undiagnosed illness, children - India (02): (BR) RFI
2013-09-23
http://www.promedmail.org/direct.php?id=20130923.1963903
Date: Sun 22 Sep 2013 Source: The Indian Express [summarized & edited]
毎年、モンスーンがやってくる3ヶ月前に、2-5才の子どもたち900-1200人が謎の病気になる。最初はだるさと微熱で始まり朝に向かって悪化し多くは病院に行く前に死亡する。ビハールでは2011年は44人、2012年は121人、2013年は39人死亡した。ビハールの保健大臣Sanjay Kumarは今年の数が少ない理由がわからないことを認めた。
今年は米国CDCのチームが招聘されて2013年9月の第一週に報告書を提出した。調査の結果既知のウイルスは陰性であった。昨年も複数の機関が検査しウイルスは検出されていない。10人の子どものMRI検査の結果、脳組織に炎症の兆候は認められなかった。感染の兆候は全くない。肝機能や腎機能による毒素の検査は陰性で毒物を吸収したという証拠もない。そのため環境因子を視野に入れている。一つは暑さで、暑さと湿度の増加が熱中症につながる可能性が示唆されている。子どもたちは全て栄養不良である。
(コメントで感染症は除外できそうであること、熱中症にもまだ疑問があるとしている)