食品安全情報blog過去記事

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その他ニュース等

  • 危険な健康アドバイスをする雑誌の販売をやめるよう求める

Sense about science
Call for shops to stop selling magazine that gives dangerous health advice –
1 October 2013
http://www.senseaboutscience.org/news.php/346/call-for-shops-to-stop-selling-magazine-that-gives-dangerous-health-advice
今日のTimesが、大通りの小売店に対する、雑誌「医者があなたに教えないこと」を販売しない要請について報道している。科学者、医師、患者、医学研究団体がスーパーマーケットや新聞販売店に対してこの雑誌には危険な健康情報が含まれることを指摘している。以下にいくつかのリンクを提供する。
・Matthew Lam博士は乳がんの代替治療法の薦めについて根拠を要求している
・Nightingale CollaborationはASAの裁定を求めている
・Tom HayesはHIVがビタミンCで治るという主張の危険性について書いている
・Josephine Jonesはこの雑誌に対する苦情や送られた手紙をリストアップしている
Sense about science のTracey Brownは今日のTimesの記事で「この雑誌のタイトルが「どうやってあなたや友人を傷つけるか」だったらスーパーの棚に並ばないだろう」と述べている。
Call to ban magazine for scaremongering
http://www.thetimes.co.uk/tto/news/medianews/article3883331.ece

(こんな紹介が
http://www.php.co.jp/fun/people/person.php?name=%A5%EA%A5%F3%A1%A6%A5%DE%A5%AF%A5%BF%A5%AC%A1%BC%A5%C8
http://book.asahi.com/reviews/reviewer/2011072701021.html
「医者があなたに言わないこと」の多くは必要ないからで・・まともな医者は必要なことは言う。陰謀論にはまってしまったひとを救い出すのは難しい)

  • 米国政府シャットダウン

Natureニュース
US government shuts down
01 October 2013
http://www.nature.com/news/us-government-shuts-down-1.13865
科学部門への影響
政府研究者は自宅待機、事務所やラボは閉鎖、電話やメールも切断されている
NIHでは18646人の労働者のうち73%が休暇または即時退去を命じられた。臨床試験の患者も受け入れストップ。残っているのは動物の世話係と施設の維持関係者のみ。
NSFでは約2000人のうち98.5%が自宅待機。
NOAAは国立測候所の必須の仕事があるため12000人中5400人を残している

Scienceは最新情報監視サイトを作った
Shutdown Watch
http://sciencecareers.sciencemag.org/career_magazine/previous_issues/articles/2013_09_30/caredit.a1300215
(USDAとかFTCとか、ウェブで過去記事を見ることもできない)

  • 世界加齢ウォッチ指標

Global Age Watch Index 2013
http://www.helpage.org/global-agewatch/
世界91ヶ国の高齢者の生活の質の指標
ランキングでは日本は10位
高評価だったのは雇用、教育、収入(年金制度)。寿命は世界一。
1位スウェーデン、2位ノルウェー、3位ドイツ。以下オランダ、カナダ、スイス、ニュージーランド、米国、アイスランド、日本。最下位はアフガニスタン。韓国は67位で中国の35位よりずっと下。韓国の「驚くべき低位」の原因は収入が不安なこと。貧困率は国民の中央値の半分以下で定義されるため。

http://www.fsc.go.jp/iinkai/kaisen_251001.pdf
専門調査会の専門委員(178名のうち135名)の任期満了
(設立10年なので、委員任期が最大10年なのに伴って一気に大量入れ替え。事務局の異動が2-3年なのもあって経験や知識の蓄積・伝達が難しい。食品安全についてまともに扱っている大学はほぼ無いのでまたゼロに近いところからの出発。もっと柔軟に運営できればいいのに。)