食品安全情報blog過去記事

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たくさんの朝食が一部の女性の「妊娠可能性を高める」

Behind the headlines
Big breakfast 'boosts fertility' for some women
Thursday October 3 2013
http://www.nhs.uk/news/2013/10October/Pages/Big-breakfast-boosts-fertility-for-some-women.aspx
Daily Telegraphが「朝たくさん食べることが不妊に悩む女性に役立つ」と報道した。研究者らが、不妊の主な原因である多嚢胞性卵巣症候群PCOS)の影響への対策として夜ではなく朝たくさん食べることが役立つかもしれないことを発見した。PCOSの原因は不明だがこの病気は生理周期の乱れにつながるホルモンバランス不良と関連する。またPCOSの女性はインスリンレベルも異常なことが多く、血中テストステロン濃度が高い。減量や医薬品でインスリン濃度を下げることが不妊の改善に役立つかもしれないが痩せた女性にとっては良い選択肢ではない。そこで食事の時間についての影響を調べた。研究者らは痩せたPCOSの女性60人に12週間毎日1800カロリーの食事を、主に朝食で、あるいは主に夕食で、摂ってもらった。試験終了時の排卵の状況が朝食群のほうが良かった。この研究は期待できるが小規模で、実際の妊娠につながるかどうかは不明である。