食品安全情報blog過去記事

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コメのチオベンカルブに新しいMRLを設定することについての理由付き意見

Reasoned opinion on the setting of a new MRL for thiobencarb in rice
18 October 2013
http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/3427.htm
日本のクミアイ化学の代理としてHuntingdon Life Sciencesが申請したコメのチオベンカルブの輸入トレランスについて。既存の定量限界以下0.1 mg/kgから0.2 mg/kgに引き上げることが提案されたが残留試験データに欠陥があり根拠のあるMRLが提案できない。
(日本での登録は1969年と古い。日本の基準コメに0.2 ppm宍道湖シジミで騒ぎになったことがある。で、これだけ長期間日本で使用されていて評価のためのコメ濃度などのデータが不足していると言われるのは一体どういうことなんだろう。それから「残留農薬の基準値が緩くなるからTPPはんたーい」の皆さんは、こういうのは「大日本帝国主義による欧州への圧力」とでも言うのかな)