食品安全情報blog過去記事

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Forbes
Children's Hospital Of Philadelphia Bans Dietary Supplements From Its Pharmacy
Geoffrey Kabat
10/18/2013
http://www.forbes.com/sites/geoffreykabat/2013/10/18/childrens-hospital-of-philadelphia-bans-dietary-supplements-from-its-pharmacy/?utm_source=followingimmediate&utm_medium=email&utm_campaign=20131018
これはサプリメント戦争の新しい戦線の兆候か?
先週フィラデルフィア子ども病院(CHOP)がほとんどのダイエタリーサプリメントを患者に与えないことを発表した。
CHOPのプレスリリースにあるように、ダイエタリーサプリメントは健康的な食生活の代わりになるものではなく病気の診断や治療には使えない。FDAが製造業者による宣伝文句の使用を制限しているにもかかわらず、サプリメントには驚くべき広範な宣伝文句が記されている。2006年の米国のダイエタリーサプリメント販売額は221億ドルでそのうち72億ドルがビタミンと推定されている。問題は、サプリメントは人体に影響する化合物が含まれているため医薬品として扱うべきだということである。しかし安全性や有効性に関する情報は全くなく、異物が混入されている。ダイエタリーサプリメントやハーブサプリメントによる有害影響の例はエフェドラで、市場からなくなるまでに数百人を殺した。カバ、ビターオレンジコンフリー、そして漢方生薬ウマノスズクサ、チャパラル、コロイド銀、トリカブト、ロベリア、その他サプリメントが使用者に重大な有害影響を与えたことが報告されている。最新事例はハワイでのOxyElite Proであろう。29例の肝障害を誘発したとされながら、いまだに全国で販売されている。
多くの消費者がダイエタリーサプリメントFDAにより医薬品と同等に規制されていると間違って考えている。実際には違う。2010年にConsumer Reportsは「サプリメントには品質管理も監視もなく重金属や農薬や処方薬成分が含まれているものが疑いもしない消費者に販売されている」と注意している。2012年にはOIGが127件のサプリメントについて調査した結果28%がFDAの求める登録をしていないこと、登録しているものでも72%が正確な情報を提供していないこと、さらに製品の20%には必要な住所や電話番号が表示されていないことを報告している。
CHOPの試みは子どもたちの間違った助言による使用への対策で、同時にダイエタリーサプリメントの危険性について人々を教育する試みでもある。治療基準委員会委員長のPaul Offit医師によると慢性疾患のある人はサプリメントを使用しやすく副作用や薬物相互作用などのリスクも高い。他の病院がCHOPに続くかどうかはわからないが、ひろがればサプリメント業界に大きな抑制となるであろう。
CHOPのプレスリリース
http://d.hatena.ne.jp/uneyama/20131011#p6
Offit先生の本Do You Believe in Magic?も参照(日本語訳でないのかな)

  • 出来合食品、パイ、チップスの一食分の大きさは制御不能

英国心臓財団
Portions of ready meals, pies and crisps out of control
http://www.bhf.org.uk/media/news-from-the-bhf/portion-distortion.aspx
英国の一食分の大きさについての新しい報告では、過去20年間にサイズが50%増えた
Portion Distortion
ここからダウンロードできる
http://www.bhf.org.uk/plugins/PublicationsSearchResults/DownloadFile.aspx?docid=983f629e-ec72-4fd8-8d32-9eda97acd040&version=-1&title=Portion+Distortion&resource=N%2fA
たとえばアメリカンマフィンは1993年には平均85gだったのが今では72-130gに多様になった。これは280-475 kcalになる。
ポテトチップスはファミリーパック一袋が1993年は100gだったのに今は150g。一回分の25gは変わっていないが、5人に1人は1人で全部食べる。
(多様性が増えたことで食事摂取量推定が難しくなってる)

  • 子どもの医薬品に多動と関連して禁止された添加物が含まれる

Independent
Children’s medicines contain banned additives linked to hyperactivity
Charlie Cooper Author Biography
Tuesday 22 October 2013
http://www.independent.co.uk/life-style/health-and-families/health-news/childrens-medicines-contain-banned-additives-linked-to-hyperactivity-8895331.html
医薬品は食品ではないので。通常医薬品からの摂取量は食品より少ない。FSAは多動には多くの要因が関連し、ある種の添加物の管理が役にたつ場合もあるかもしれないが解決法にはならないだろう、と述べている。

The dark side to Halloween: marketing unhealthy products to our children?
Gillian P Porter and Nathan J Grills
Med J Aust 2013; 199 (8): 528-529.
https://www.mja.com.au/journal/2013/199/8/dark-side-halloween-marketing-unhealthy-products-our-children
これまでもサンタクロースやイースターバニーが子どもたちに不健康な行動を促すために利用されてきた