食品安全情報blog過去記事

はてなダイアリーにあった食品安全情報blogを移行したものです

その他

  • リスクコミュニケーターが企業は遺伝子組み換え食品の表示を受け入れるべきだという

NYT
A Risk Communicator Says Industry Should Embrace Labeling of Genetically Modified Foods
November 1, 2013
By ANDREW C. REVKIN
http://dotearth.blogs.nytimes.com/2013/11/01/an-argument-for-industry-to-embrace-labeling-of-gmo-foods/?_r=0#more-50905
リスクコミュニケーションコンサルタントDavid Ropeikが、GM成分を含む食品の表示に対する激しい戦いをやめるよう挑発的呼びかけを行った。最近の事例はワシントン州におけるNo522に関する戦いで、企業は表示支持者の3倍のお金を使っているとされる。Ropeikの主張は、アグリ企業が基本的な科学的事実を伝え誤解を解くことで人々がイデオロギーや感情による抵抗をやめるという考え方をしているというものである。このアプローチは失敗するだろうと指摘している。私は彼に合意するが私の理由は表示によりそのうち人々が受容し科学に基づいて食品のリスクを減らすより合理的行動をとるようになることを期待して、である。それは人々にいかに科学技術が身近なものかを気づかせると思う。
しかし企業が反対する理由もわかる。なぜなら提案されている法案では決して人々に正確な情報を提供しないだろうから。表示を求めるキャンペーンの目的は情報提供のためではなく、GMOを無くすことだから。
David Ropeikの文章
To: CEOs of BigAgTech Re: Labeling of GMOs
http://bigthink.com/risk-reason-and-reality/re-on-labeling-of-gmos-to-ceos-of-bigagtech
認知心理学の立場から
恐怖への恐怖Fear of Fearにより事実が見えなくなることはよくある
表示について戦うことは不信を拡大し、不信こそが最大の問題。
(食品ってそんなに単純ではないので表示も難しい)

  • BMJ臨床レビュー

胃がんの診断と管理
The diagnosis and management of gastric cancer
BMJ 2013;347:f6367
http://www.bmj.com/content/347/bmj.f6367
日本人男性に特に多い
リスク要因はピロリ菌、喫煙、アルコール、塩、野菜や果物が少ない

  • EU議会委員会は深海漁の骨抜き制限を採択

ScienceInsider
E.U. Parliament Committee Adopts Watered-Down Restrictions on Deep-Sea Fishing
5 November 2013
http://news.sciencemag.org/earth/2013/11/e.u.-parliament-committee-adopts-watered-down-restrictions-deep-sea-fishing
何ヶ月も遅れて、欧州議会漁業委員会は深海の生態系を破壊するとされる漁法を制限することに合意した。しかし提案されていた底引き網漁と刺し網漁の完全禁止には至らなかった。