- 異論の多いトランスジェニックトウモロコシの論文が取り下げられた
ScienceInsider
Contentious Transgenic Maize Paper Retracted
2013-11-29
http://news.sciencemag.org/biology/2013/11/contentious-transgenic-maize-paper-retracted
Séraliniを支持する科学者の中にはフランス科学アカデミーの一員でパリのPierre et Marie Curie 大学の統計学教授Paul Deheuvelsもいる。11月28日のSéraliniによる反論記者会見でDeheuvelsはSéraliniの研究は統計学的にしっかりしていて「革新的」でより大規模な確認実験のための「試験的」なものだと主張した。
Natureニュースにもコメントがたくさん
http://www.nature.com/news/study-linking-gm-maize-to-rat-tumours-is-retracted-1.14268
- 専門家に聞こう：炎症のための食品
Ask Experts Food for Inflammation
By Berkeley Wellness | November 28, 2013
http://www.berkeleywellness.com/healthy-eating/food/article/food-inflammation
Q: 全身の炎症が少ないことと慢性疾患に関係があると聞いた。炎症によい食品はあるか？
A: あるかもしれないが、炎症を減らすことが慢性疾患を本当に減らすかどうかはわかっていない。これまでベリーやチェリー、ダークチョコレート、ニンニク、シーフード、大豆、亜麻、オレンジジュース、ブドウ、ワイン、お茶、一般的な野菜や果物など、あらゆる種類の「抗炎症」食品が提唱されてきた。研究者らはそれらに含まれるフラボノイドやアントシアニンなどの各種化合物が抗炎症作用の原因だとしてきた。一部の研究である種の食品が炎症マーカーを下げることが示されているが、マーカーが下がることは必ずしも病気の予防に効果があることを意味しない。
基本は：炎症が直接慢性疾患の原因であることも「抗炎症」食品を食べることで病気が予防できることも証明されていない。ただそれらの食品は健康的なことが多く、食べる価値はあるだろう。良い食生活は同時に肥満予防にもなる。
- カルガリーの母親が幼い息子の死亡で逮捕
CTVニュース
Calgary mother arrested in death of young son
November 22, 2013
http://calgary.ctvnews.ca/calgary-mother-arrested-in-death-of-young-son-1.1555943
2013年3月2日に7才の息子が痙攣で救急車が呼ばれたが、病院に着いたときは死亡していた。この件を調査した結果、患者は治療可能なことが多い連鎖球菌感染で、母親が死亡前10日間「ホリスティックレメディ」を与え症状が悪化するのに病院に連れて行かなかったためと判断された。母親のTamara Lovett 44才が逮捕された。
Calgary mom arrested after son, 7, dies
http://www.torontosun.com/2013/11/23/calgary-mom-arrested-after-son-7-dies
こっちのニュースではハーブレメディやホメオパシーがあげられている。たくさんの友人が子どもを病院に連れて行くように強く薦めたが連れて行かなかった。宗教的な信仰ではない、とも。たくさんの報道があって、子どもが学校に行き始めたのが死ぬ2ヶ月前、それまでずっと自宅で母親が教育をしていた（それなら急にいろんな病気もらってくるよね）、コーラや甘いものは禁止だった、等。シングルマザーのようだが父（こどもの祖父）が取材されている。子どもをとても愛していたと、それはそうだろう。どんなに愛情があったって判断力とは関係ないから。
- キレート療法を行っていた医師に対する規制対応データベース
Quackwatch
Regulatory Actions against Chelation Therapists
Stephen Barrett, M.D.
http://www.quackwatch.org/01QuackeryRelatedTopics/chelationreg.html
（いっぱいいるんだな。儲かるんだろうね）
- リサイクルとごみについてのQ & A
Sense about science
Recycling & waste Q&A
http://www.senseaboutscience.org/pages/recycling-waste-qa.html
・地域によって黒いプラスチックがリサイクルできるところとできないところがあるのは何故？
・ゴミ焼却場で燃やすゴミが足りないとどうなる？
・何故全てのプラスチックボトルがリサイクル可能ではないのか？
・スーパーの買い物袋はどれだけ環境に悪いのか？−例えば布の買い物袋は131回以上再利用されないとポリ袋より良いとは言えない
・ゴミ収集を2週間に1回にするとリサイクルが促進されるか？
・食品廃棄はブタの餌にするのがいいというのは本当か？−ブタの飼料には厳格な品質が求められるので家庭の食品廃棄物は使えない
など20個ほど
- 2013年のクリスマスにお勧めの本のリスト
Sense about science
Christmas Reading Room 2013
http://www.senseaboutscience.org/pages/christmas-reading-room-2013.html
ガードナーの古典からレゴブロックまでいろいろ
