食品安全情報blog過去記事

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栄養表示の確認は、健康的な食生活の第一歩!

栄養安全政策課/栄養機能研究チーム 2014-01-23
http://www.mfds.go.kr/index.do?mid=675&seq=22667
食品医薬品安全処は ‘13年栄養表示に対する消費者調査(’13.10.16~11.12) の結果, 我が国の国民の半分以上が栄養表示を活用していないことがわかったため食品選択の際に栄養表示を確認する習慣が必要だと強調した.
特に, 幼い時から栄養表示を確認して食品を選択する習慣が形成されるように家庭や学校で栄養表示に対する早期教育の大切さを重ねて強調した。
栄養表示活用度を高めるための方法
○まず自分が食べる食品の量を計算しやすくするため1回提供量と総量を確認する.
・‘1回提供量’は製品類型別に一度食に食べる量の範囲(例: お菓子類の 1回提供量は 30gを基準に 67~200%, 20~59g) 内で製造施設, 製品形態などを考慮して自主的に設定するため同じ食品でも ‘1回提供量’が違うことがある.
・‘総量’は包装の全体重量のことで, 製品の大きさによっていろいろである
※ 食品包装には‘1回提供量’と ‘総量’を皆表示している
○ 次に, 体重管理のために熱量表示を確認する.
熱量表示は大部分 ‘1回提供量’を基準に表示されているので, 総摂取量が ‘1回提供量’何回分にあたるか換算して掛ければ良い.
※ 熱量の場合製品全体内容量に対する総熱量も表示している - 例えば, 製品 ‘1回提供量’を基準にした熱量が 285kcalで, 2回提供量食べたら摂取熱量は 570kcalになる.
○ 最後に, 一日に必要な栄養素と比べてどの位なのか ‘%栄養素基準値’を確認する.
‘%栄養素基準値’も ‘1回提供量’を基準に表示されているので, 熱量の場合のような方式で計算すれば良い.
※ % 栄養素基準値: 栄養素の一日必要量あたり食品 1回提供量当たり栄養素の量 (例 : 脂肪 18%とは該当の製品の ‘1回提供量’には一日必要脂肪量の 18%がある)
※ 糖類とトランス脂肪は韓国人栄養摂取基準が設定されていないので現在は栄養素基準値がなく%栄養素基準値はブランク
○ 肥満, 過体重が心配な場合熱量と糖含量を, 血圧が心配な場合ナトリウム含量と ‘%栄養素基準値’を, 心血管疾患が心配な場合トランス脂肪含量と飽和地方•コレステロールの ‘%栄養素基準値’を確認する.
○ 参照で, 一日の食品全体に対する総熱量や栄養成分が適当なのかを簡単に確認するためには食薬処が開発•普及した「カロリーコーディネーション-?」アプリを活用する

一方, 去年全国満 19歳以上大人男女 2,000人を対象に食品選択の時考慮する要因, 栄養表示活用度などについてオンラインアンケート調査を実施した結果は次のようである
○ 食品を購買する時 ‘栄養’よりは味を重視する
‘味’が 56.6%で一番高かったし, ‘栄養’(24.2%), ‘価格’(12.9%) の順序だった.
‘栄養’と回答した割合は男性(20%)より女性(28.6%)が, お子さんがいる場合(28.4%), 年齢と所得が高いほど高かった.
○ 栄養表示活用度は過半数に至らなかった
全回答者中で 85%(1,700人)が栄養表示が ‘分かっている’と答えたかがそのうち55.5%だけが‘栄養表示を活用する’とし栄養表示活用度は 47.2%に過ぎなかった.
○ ‘栄養表示確認が健康維持に役に立つ’と答えたのは半分 (57.5%)であり, ‘栄養表示がわかりやすい’は 24.1%に過ぎなかった.

食薬処は栄養表示が元気な食生活のための手段なのを重ねて強調しながら栄養表示をひき続き拡大して行くと同時に, 栄養表示に対する関心と活用度向上のための教育•広報を消費者団体などと協力して強化して行くと発表した.