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参考資料(「ウイサン号の衝突事故が起きた海域の「水産物からベンゾピレンの不検出」)

水産物安全課 2014-02-18 
http://www.mfds.go.kr/index.do?mid=676&seq=22931
シンガポールのタンカー、ウイサン号の衝突事故により油類が流出した麗水近海で生産された水産物からベンゾピレンは検出されず、該当海域の漁場環境の安全性には問題がない
海洋水産省は事故直後食品医薬品安全処及び全羅南道(麗水市)とともに実施した漁場環境及び水産物安全性 1次調査結果を 17日発表した。海域の海水と堆積物に対する ‘漁場環境調査’は去る 1~2日水産科学院が, 魚介類など ‘水産物安全性調査’は 2~6日食品医薬品安全処(光州地方庁)と水産物品質管理院がそれぞれ実施した.
漁場環境の調査の結果、海水中油分濃度は 0.22~3.55ug/Lで国内基準(10ug/L)以下だった。 PAHs(多環芳香族炭化水素)は 28.8〜1517ng/L検出(国内基準値なし)された。堆積物の油分濃度は不検出~13.18ug/?で、PAHsは 10.8〜69.4ng/gで去年の南海岸漁場環境モニタリングで検出された PAHs 濃度(3.8〜786ng/g, 33.7〜124ng/g)と類似の水準だった. これはアメリカ NOAA(海洋気象庁) 基準である 4000ng/gよりずっと低い。
また, 水産物安全性調査はイガイ、しじみ, あわび, さざえ, なまこ, ほや, ウニ, ぼら, カレイなどを対象に実施し、すべての水産物からベンゾピレンは検出されなかった.