食品安全情報blog過去記事

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論文等

Trends in food supplements differ from country to country, new study finds
18-Mar-2014
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2014-03/uos-tif031814.php
PLOS ONEに発表された研究によるフィンランド、ドイツ、イタリア、ルーマニア、スペイン、英国の2359人の植物性食品サプリメントについての情報を解析した研究。
6ヶ国で合計1288の異なる製品が使用されていて種類が多いのはイタリアとスペイン。英国は種類が少ない。英国で最も多く使用されていたのはマツヨイグサ、次いでニンジンとセントジョーンズワート
Usage of Plant Food Supplements across Six European Countries: Findings from the PlantLIBRA Consumer Survey
http://www.plos.org/wp-content/uploads/2013/05/pone-Garcia-Alvarez.pdf
全体だと最も多いのはイチョウ、次がマツヨイグサアーティチョーク、ニンジン、アロエフェンネルバレリアン、大豆、メリッサ(レモンバーム)、エキナセアビルベリーと続く

Study finds no evidence that vitamin D supplements reduce depression
18-Mar-2014
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2014-03/cumc-sfn031814.php
鬱へのビタミンDサプリメントの影響についての臨床試験の系統的レビューを行った。Psychosomatic Medicineに発表された。臨床試験は全部で7つ、約3200人で多くが方法論的限界をもつ。鬱の改善はあっても僅かで臨床的な意味はない。しかし抗うつ剤と併用の場合役にたつかもしれない。
(鬱だと食生活が乱れたり外出しないのでビタミンDが少ないとか、疑似相関ありそう)

ScienceNOW
Stressed-Out Brain Cells May Protect Against Alzheimer's
19 March 2014
http://news.sciencemag.org/brain-behavior/2014/03/stressed-out-brain-cells-may-protect-against-alzheimers
認知症にならずに長生きしたい?細胞にストレスをかけるといい。新しい研究では細胞のストレスが大きくなるとアルツハイマー病になりにくくなるタンパク質レプレッサー要素1-サイレンシング転写因子 (REST)を作る。免疫応答からタンパク質の蓄積まで、いろいろな種類のストレスで脳のRESTが増える。そしてアルツハイマーで死亡した人の脳のRESTレベルが同年齢の認知症のない人の脳の1/3であることをNatureに報告した。