食品安全情報blog過去記事

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クロルピリホスの農薬のヒトの健康リスク評価ピアレビューについての結論

Conclusion on the peer review of the pesticide human health risk assessment of the active substance chlorpyrifos
EFSA Journal 2014;12(4):3640 [34 pp.]. 22 April 2014
http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/3640.htm
2005年に設定された参照値は動物実験のNOAELに安全係数100を用いて、ADIおよび AOEL 0.01 mg/kg bw per day 、ARfD は 0.1 mg/kg bwだった(急性及び遅発性神経毒性)。代用指標として赤血球コリンエステラーゼ活性の20%以上の抑制をエンドポイントに安全係数100を用いてADIおよび AOEL 0.001 mg/kg bw per day 、ARfD は 0.005 mg/kg bwとする。これによりGAPに規定されている生食用ブドウへの648 g 有効物質/haの一回投与は急性参照用量(ARfD)を大幅に超過する。