食品安全情報blog過去記事

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食品添加物として提案された使用によるステビオール配糖体(E 960)の改訂暴露評価に関する科学的意見

Scientific Opinion on the revised exposure assessment of steviol glycosides (E 960) for the proposed uses as a food additive
EFSA Journal 2014;12(5):3639 [23 pp.]. 02 May 2014
http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/3639.htm
2010年にEFSAのANSパネルはステビオール配糖体(E 960)のADIを4 mg/kg 体重/日と設定した。2011年には提案された使用の改訂に基づき改訂暴露評価を行ったが、子供の暴露がADIを超えていた。使用拡大提案、現在認可されている使用及びEFSAの包括的な欧州食品摂取量データベースに基づいた食事からの暴露の平均値は、大人と高齢者で0.1 mg/kg体重/日、幼児で2.4 mg/kg体重/日だった。95パーセンタイルの暴露概算は老人と幼児でそれぞれ0.3 - 4.3 mg/kg体重/日の範囲内だった。食事からの暴露は前回の暴露評価よりかなり低く、一か国で幼児の95パーセンタイルで上回っていたことを除けば、全体的に全ての年齢集団でADIより低く保たれている。なお、テーブル上の甘味料が重要な暴露源となることから、より適切な推定のためには「適量」よりも最大使用量の数値を考慮することが望ましい。