食品安全情報blog過去記事

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心臓発作と脳卒中の一次予防のためのアスピリンの使用

Use of Aspirin for Primary Prevention of Heart Attack and Stroke
05/06/2014
http://www.fda.gov/Drugs/ResourcesForYou/Consumers/ucm390574.htm
心疾患と脳卒中を含む心血管系疾患は米国の数千万人に影響する。心血管系疾患を患ったことのない患者や消費者が時に心疾患や脳卒中になるリスクを下げるためにアスピリンを使用することを検討することがある。初めて心疾患や脳卒中になる可能性を下げることを一次予防という。FDAは入手可能なデータをレビューし、心疾患や脳卒中の一次予防のためのアスピリンの一般的使用を支持する根拠はないと信じる。実際アスピリンには、一次予防のメリットが確立されていない状況で胃や脳の出血を含む重大なリスクがある。
入手できるデータは、心血管系疾患がある、あるいは心臓発作や脳卒中の既往症がある人においては再度の心臓発作や脳卒中を予防するためにアスピリンを使用することは支持する。再度の心臓発作や脳卒中を予防することは二次予防として知られている。心疾患系イベントを経験している人にとってはアスピリンの二次予防メリットは出血リスクを上回る。
以下Q & A
アメリカ人アスピリン好きだよね。とはいえ二次予防と一次予防の区別がついていないのは日本もそう。効果のあるものは副作用もあるというのは基本。誰にでも安全で効果がありますなどと言っていたらそれだけで嘘。)