食品安全情報blog過去記事

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何故我々は妊娠女性と子どもにもっと魚を食べて欲しいのか

Why We Want Pregnant Women and Children to Eat More Fish –
June 11, 2014 by FDA Voice By: Stephen Ostroff, M.D –
http://blogs.fda.gov/fdavoice/index.php/2014/06/why-we-want-pregnant-women-and-children-to-eat-more-fish/
10年前にFDAEPAは妊娠女性と授乳中の女性と妊娠する可能性のある女性に、胎児や子どもを水銀から守るために、週に12オンス以上の魚は食べないようにと助言した。
多くの女性がこの助言に過剰反応したようだ。米国の妊娠女性1000人以上のシーフード摂取に関する解析で、20%以上の女性が過去1ヶ月に全く魚を食べていない。魚を食べるとした女性でも、50%は週に2オンス以下、75%は週に4オンス以下しか食べない。
妊娠中に魚を食べることは子どもの成長と発育に利益があるので、このことは問題である。科学的研究では水銀のリスクを最小化し健康上のメリットを得る最良の方法は、水銀濃度の低いいろいろな魚を週に8-12オンス食べることであることを示している。これが我々が現在薦めていることである。
どの魚が水銀が少ないのか?答えは販売されているほとんどの魚である。米国人がよく食べる魚の10種類中9種類は少ない。エビ、ポロック、サーモン、缶詰ライトツナ、ティラピアナマズ、タラ、ヒラメやカレイ、コダラである。だから選ぶのは難しくない。
標的集団の女性や子どもに避けて欲しいのは4種類の魚で、メキシコ湾のアマダイ、サメ、メカジキ、king mackerelである。これらはそれほど多く食べられておらず、市場シェアは2%以下である。この助言案については現在意見を募集している。
それとは別に、この助言をシーフードの販売されているところに示すよう請願があり、現在検討している。
最後に、私は妊娠中や授乳中の女性はバランスのとれた食生活を続けるべきであることを強調する。どんな食品であれ、我々の優先課題はあなたがあなたとあなたの家族のために最良の選択をできるよう、リスクとベネフィットを知ることを確保することである。