食品安全情報blog過去記事

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その他

Natureニュース
Air quality to suffer with global warming
22 June 2014
http://www.nature.com/news/air-quality-to-suffer-with-global-warming-1.15442
研究は気候変動により大気の循環が緩慢になることを示唆
Nature Climate Changeに発表された研究によると地球の多くの地域で気候変動は大気汚染の悪化につながるだろう

  • 実験室での死亡について化学者が検察と合意

Chemist reaches agreement with prosecutors over lab death
20 June 2014
http://www.nature.com/news/chemist-reaches-agreement-with-prosecutors-over-lab-death-1.15444
米国の実験室での事故による死亡について、初めて刑事罰に問われていた化学者Patrick Harranが執行猶予で合意。2009年に23才のSheharbano (“Sheri”) Sangjiが化学火災により死亡した件で「労働健康安全基準の故意による違反」で訴えられていた。Harranは1万ドルを支払い、有機化学の授業として実験室安全訓練ツールを開発して恵まれない高校生に5年間教え、UCLAの学生に実験室安全性の重要性について話し、病院で800時間の教育ではない公共サービスに従事する。違反したら直ちに公判にかけられる。Harranは有罪であるとは認めていないが実験室の運営についての責任は認めている。被害者の家族はHarranが刑事罰にならないことに不満。

  • GM技術は社会に根付くことを認められなければならない

GM technology must be allowed to take root
Monday 16 June 2014
http://www.independent.co.uk/voices/editorials/gm-technology-must-be-allowed-to-take-root-9540836.html
independentがエディトリアルでGM支持を訴える

  • カリフォルニアで百日咳の流行

カリフォルニア公衆衛生省
California Experiencing a Whooping Cough Epidemic
6/13/2014
http://www.cdph.ca.gov/Pages/NR14-056.aspx
6月10日までに2014年の百日咳症例3458例が報告されていて、2013年一年間より多く、過去2週間で800例以上。予防接種を受ける前に感染した幼い乳児が最も重症になりやすく、入院患者の2/3が数ヶ月齢未満である。2人の乳児が死亡している。全ての妊娠女性がワクチンを接種することを強く要請する。新生児の周囲にいる人たちもワクチン接種が必要である。
(一時はほぼ無くなっていたのが近年増加。ワクチン接種反対運動の成果。ワクチン拒否している本人ではなく関係ない人を殺す。カリフォルニアは思想信条によるワクチン拒否が認められている。)

  • 中毒術

The art of intoxication
Phil Withington
THE LANCET Volume 383, Issue 9935, 21–27 June 2014, Pages 2118–2119
17世紀に血液の循環を示したWilliam Harveyはアヘンとコーヒーを楽しむ習慣をもっていた。これら薬物の「中毒」の視点から「医学」を展望する

  • LANCETは助産師シリーズを掲載

Midwifery and quality care: findings from a new evidence-informed framework for maternal and newborn care
Available online 22 June 2014
世界の女性と新生児のための助産師のありかたについて
世界では毎年1億3900万の出産があり周産期に289000人の女性が死亡し260万の死産があり最初の1ヶ月で290万人の赤ちゃんが死亡していると推定されている。母親と新生児のケアの向上が課題である。質の高いケアのために助産師が重要であるが、助産師の定義や専門性が明確でない
(先進国で自然なお産とかノーテンキに言ってる助産師たちのなんと軽薄なことか)