食品安全情報blog過去記事

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意見が対立するときの科学助言

SMC
Audio: Science advice in the context of opposing views
September 2nd, 2014.
http://www.sciencemediacentre.co.nz/2014/09/02/audio-science-advice-in-the-context-of-opposing-views/
政府への科学助言会議の内容の一部を紹介している
オーディオファイルとスライド
スライドの結論部分
・人々に科学の性質について理解してもらうこと
・信仰や信念の問題なのか科学の問題なのか明確に区別する
・全ての人に知的誠実さを求める
・問題についての懸念の範囲に注意する
・inductive riskの重み付けに関係する倫理的価値に注意を払う
・真の対話ができる社会的フォーラムを作る
目的とするのは
・科学とは何でどうしてそれが重要なのかを理解する市民
・人々の意思決定に使うことのできる研究
・科学的に正当で民主的に説明可能な助言
GMと気候変動とワクチンが例に出されている。例えばGMで問題になっているのは「自然を変えてはいけない」という信仰だったり。

・専門家とは、その分野の専門家のことでかつ誠実で市民と価値観を共有していなければならない
・科学の分野での誠実とは根拠に誠実であること、どんな根拠があれば見解を変えるかを説明できなければならない
誠実でない専門家は、都合の悪い根拠を無視して都合の良いデータをつまみ食いし欠点のある根拠に基づき批判に答えない

(日本の場合、科学者の側に決定的に不足しているのは何のための研究なのかというところでの一般市民との価値観の共有。純粋学問的趣味の研究と、日常生活を生きるための意思決定に必要な情報を提供するための研究では似ているようで全然違う。)