食品安全情報blog過去記事

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脳はより健康的な食品を好むように「再教育」できる

Brain can be ‘retrained’ to prefer healthy foods
Tuesday September 2 2014
http://www.nhs.uk/news/2014/09September/Pages/Can-we-retrain-our-brains-to-prefer-healthy-foods.aspx
BBCニュースが「脳はお腹がすかない食事法を用いて不健康な高カロリー食より健康的な食品を好むように再教育できる」と報道した。13人の過体重または肥満の人での小規模な予備実験を報道した。研究者らはiDietとよばれる減量法が脳の報酬系の反応を変えるかどうかを調べた。iDietはグリセミック指数の低い炭水化物と食物繊維、タンパク質からなる1日のカロリー摂取量を500-1000kcal減らす食事法である。iDietで成人の体重は減ったがMRIスキャンの結果は低カロリーの食事をとった場合の報酬系の反応が増え、高カロリーの食事への報酬系の反応が減ったことを示唆していた。ヒトは食習慣を変えることができ、それにより減量を維持できるのが脳の報酬系応答に関連することを研究は示唆した。研究者らはこの知識が減量に役立つことを望んでいるが実現するかどうかは不明である。