食品安全情報blog過去記事

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砂糖摂取ガイドラインは「引き下げが必要」

Behind the headlines
Sugar intake guideline 'needs lowering'
Tuesday September 16 2014
http://www.nhs.uk/news/2014/09September/Pages/Sugar-intake-guideline-needs-lowering.aspx
BBCニュースが「砂糖の摂取量はさらに減らなければならない」と報道した。このニュースはいろいろな国の成人と子どもの生涯にわたる砂糖に関連した虫歯による疾病負担を推定した地域相関研究である。砂糖の摂取量を総エネルギーの3%未満にすれば負担は相当減ると計算している。これはWHOの10%未満より相当低い。この数値はPHEやWHOのものではないが多くのメディアが「対応が必要」や砂糖課税、砂糖禁止のような報道をしている。論文ではそのようなことは主張していない、ただ目標値を下げるべきと示唆している。どうやって下げるのか方法は特定していない。
この研究には砂糖摂取量推定の正確さなどいくつかの限界がある。これは政策変更に十分なしっかりした根拠ではなさそうだ。
(砂糖の影響が虫歯だけならこれほど問題にはされないはず)