食品安全情報blog過去記事

はてなダイアリーにあった食品安全情報blogを移行したものです

その他

  • Nicola Gastonが科学と民主主義について語る

SMC NZ
Nicola Gaston on science and democracy
October 10th, 2014.
http://www.sciencemediacentre.co.nz/2014/10/10/nicola-gaston-on-science-and-democracy/
ニュージーランド科学者協会の会長であるNicola GastonがPublic Addressブログネットワークのゲスト投稿として科学者への一般の人々の信頼と公共関与のための新しい行動規範について述べる
一部抜粋
科学は力のある立場におかれることを要求する悪い習慣がある。全ての物事の権威として参照され人々から信頼されるべきだと要求する。それ自体が悪いことではないが、科学が人々から信頼されるためには、科学者が信頼を重大なことだと認識する必要がある。ここ数ヶ月間でいくつかの機会にこの問題を考えることがあった、ひとつはRuataniwha灌漑計画におけるCRIの科学者の不正事件でもうひとつはニュージーランド科学者協会による科学者へのアンケート調査の結果である。三番目は科学と社会についてのプロジェクト。
科学と民主主義
Science and Democracy
by Nicola Gaston
http://publicaddress.net/speaker/science-and-democracy/

  • Dr. Ozをやめさせたい医学生に会う

VOX
Meet the medical student who wants to bring down Dr. Oz
by Julia Belluz on October 2, 2014
http://www.vox.com/2014/7/12/5891451/meet-the-medical-student-who-wants-to-bring-down-dr-oz-quackery
Rochester大学医学部3年生のBenjamin MazerはDr. Mehmet Ozのインチキ健康アドバイスに懸念を抱き、州や国の医師会にどうにかできないかを聞くことにした。「Dr. Ozの視聴者は1日約400万人で、普通の医師は生涯にわたって診察する患者が100万人になることはない。だから医師団体が対応すべきだ」とMazerは言う。昨年MazerはDr. Ozが医師免許を得ているニューヨーク州医学会にこの有名な医師のテレビでの助言を規制しないのかと尋ねた。また2014年にはDr. Ozの主張との戦いの前線にある専門家たちの意見を集めたウェブサイトを作った。
私(Julia Belluz)はMazerにこの聖戦についてインタビューした。その内容。
(略)
ウェブサイト
http://www.doctorsinoz.com/
Dr. Ozのせいで患者が被害を受けた事例を集めてメディアや医師会などに提出しようという趣旨。現在受付中。
(日本にもいる、インチキ医者とそれをもてはやすメディア)

  • 正しい化学:我々は農薬についてレトリックではなく理性的議論が必要

Right Chemistry: We need rational discussion about pesticides, without rhetoric
By Joe Schwarcz, Special to The Gazette
http://www.montrealgazette.com/health/Right+Chemistry+need+rational+discussion+about+pesticides+without+rhetoric/10280979/story.html
Dr. Ozショーで、農薬のドリフトを説明するのに黄色い羽をまき散らしていた。ビジュアル的には印象的だが農薬のドリフトのリスクについての誤解を招くプレゼンである。Dr. Ozは「我々はこの人体実験でカタストローフを迎える」と根拠のない恐怖を煽る。もちろん農薬はリスクが全くないわけではない。しかし農業用化学物質の賢明な使用無しには人々の食べるものが不足する。