食品安全情報blog過去記事

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「含まれるかもしれない」表示についての調査

Survey on 'May contain' labelling
4 November 2014
http://www.food.gov.uk/news-updates/news/2014/13190/survey-on-may-contain-labelling
FSAはアレルゲン表示のある/ない包装済み食品の全国スナップショット調査を発表した。
この調査では「含むかもしれない」あるいは「アレルギーのある人には不適切」と表示してある食品のミルク、グルテン、ピーナッツ、ヘーゼルナッツの量を調べた。この種の表示のない製品についてもサンプリングし、合計12食品カテゴリーの1016検体を調べた。
調査の結果はこれら4つのアレルゲンの交差汚染は製造業者により良くコントロールされていることを示唆する。表示されていないアレルゲンの交差汚染は英国では他国より少ない。しかし製造業者はアレルギー患者が不必要に選択肢を狭められることがないよう定期的にリスク評価と予防的アレルゲン表示を見直す必要がある。消費者は予防的アレルゲン表示を無視してはならない。
助言表示があってもヘーゼルナッツやピーナッツが検出されなかった検体の数は50%弱であった。助言表示が無いものの交差汚染で検出されたのはミルクとグルテンのみであった。しかし検出された量は少なく、アレルギー患者にリスクとなるとは考えられない。
調査結果の詳細は以下から
Survey of allergen labelling and allergen content of processed foods
4 November 2014
http://www.food.gov.uk/science/research/allergy-research/fs241038