foodnavigator-usa.com
FDA rejects calls for aspartame ban: ‘No new credible scientific evidence has been presented’
By Elane Watson 04-Nov-2014
http://www.foodnavigator-usa.com/Suppliers2/FDA-rejects-two-citizen-petitions-calling-for-aspartame-ban
活動家や消費者団体が発がん性の疑いを主張しWhole FoodsやGeneral Millsなどが排除しコークやペプシがナチュラルと称するステビアなどで代用しているアスパルテームについて、FDAはその安全性への立場を変えていないと言う。10月24日に市民請願への回答として発表した文書で述べている。
このFDAの文書はJournal of Nutritionにアメリカがん学会による人工甘味料や砂糖入りの炭酸飲料の摂取は高齢男女のリンパの新生物リスクを上げることと関連しないという論文が発表される直前だった。NCIによると米国で市販されている人工甘味料がヒトのがんリスクに関連するという明確な根拠はない。
一方で却下された申請を出した側はFDAの反応は言い訳だとか間違っているとか主張し続けている。
そして消費者にとっては、科学とは関係なくアスパルテームは印象の悪いものである。
Artificially and Sugar-Sweetened Carbonated Beverage Consumption Is Not Associated with Risk of Lymphoid Neoplasms in Older Men and Women
Marjorie L McCullough et al.,
J. Nutr. October 23, 2014 jn.114.197475
http://jn.nutrition.org/content/early/2014/10/22/jn.114.197475
- FDA CFSANからPaul Stoller医師への市民請願拒否文書
Citizen Petition Denial Letter Response from FDA CFSAN to Paul Stoller, MD
http://www.regulations.gov/#!documentDetail;D=FDA-2009-P-0156-0003
2009年3月13日に提出され2010年10月20日と2011年1月17日に補足があったFDAのアスパルテームの食品添加物としての使用認可を「デラニー条項に基づいて」取り消すように求めた市民請願について、却下する。
あなたは主にRamazzini財団の研究を根拠にアスパルテームに発がん性があると主張するが、FDAには評価できるだけのデータが提出されなかった。FDAは2006年に発表された論文についてRamazzini財団にデータの提出を求めたにもかかわらずRamazzini財団はごく一部の情報しか提供しなかった。しかし入手できる情報からFDAは報告されている病理学的変化は何一つ投与に関連しないと結論した。2007年に発表された論文についてもRamazzini財団にデータ提供を求めたが何も受け取っていない。2010年の論文についても同じである。
米国の消費者の暴露量がADIを超過する可能性については、全ての砂糖の代わりにアスパルテームを使うという極端な仮定であってもADIより遥かに低い。
さらにあなたはアスパルテームについてのGD Searleの研究に欠陥があったのでFDAはアスパルテームを認可するつもりはなかったと主張する。しかしそれには合意しない。1976年初め、FDAはJerome Bresslerをリーダーとする調査班を作って施設や実験などを調べ、データのねつ造はなかったと結論した。この種の査察はGLP査察として知られている。Bresslerはこの査察の結果を1977年7月18日と1977年8月7日に報告している。これをBressler報告と呼ぶ。この調査でいくつかの問題点が指摘されていてFDAの食品局がレビューを行った。その結果、問題点は最初の報告の結論に影響するものではないと判断された。FDAはアスパルテームの安全性に関する試験結果を確信している。
FDAだけではなく世界中の規制機関が何度もアスパルテームの安全性をレビューし確認してきた。全ての機関はアスパルテームはフェニルケトン尿症の人を除く一般の人にとって安全であることに合意している。あなたはたくさんの主張をしているがそれについて科学的データをひとつも提示していない。
（ネットで出回っている陰謀論に、FDAがアスパルテームを認可した時大企業からの闇の圧力があった、みたいなものがある。GLP査察で何一つ指摘がない、などということはあるのだろうか？ FDAからの公式依頼にはろくな返事もせず一般向けにプレスリリースをし続けるRamazzini財団を正義の味方だと何故信じる？）
