食品安全情報blog過去記事

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その他

NZ SMC
NZ birds and 1080 – 3rd Degree
December 5th, 2014.
http://www.sciencemediacentre.co.nz/2014/12/05/nz-birds-and-1080-3rd-degree/
ラットやイタチ対策のための、保全省のこれまでで最大の1080の空からの散布に再びメディアが注目している
TV3の3rd Degreeでそれが本当に必要か、代わりの方法はないのかについて放送された
SMCは今年初めに保全省の科学者らの説明会を行っている

  • 西オーストラリアでよく食べられている食料品中金属:マーケットバスケット調査と食事評価

Metals in commonly eaten groceries in Western Australia: a market basket survey and dietary assessment
Anna Callan et al.,
Food Additives & Contaminants: Part A Volume 31, Issue 12, 2014
http://www.tandfonline.com/doi/full/10.1080/19440049.2014.973457
253の食品の金属を測定し8、12、13、16才の少年少女の平均摂取量を計算した。その結果子どものカドミウムやニッケル、マンガンなどの摂取量が指標値を超えている。
測定したのはアルミ、ヒ素カドミウム、コバルト、銅、鉛、マンガン、ニッケル、セレン、スズ、亜鉛、水銀、ウラン
食品に基準があって超過があるのは魚の水銀(1 mg kg–1)
メディア報道
食品中の金属は西オーストラリアの子どもにとって懸念となる
Metals in food a concern for WA children, study
November 26, 2014
http://ausfoodnews.com.au/2014/11/26/metals-in-food-a-concern-for-wa-children-study.html

  • 国毎にGM作物禁止を認めるEU法案に躍進

Science
Leap forward for E.U. bill allowing national bans on GM crops
By Tania Rabesandratana 4 December 2014
http://news.sciencemag.org/environment/2014/12/leap-forward-e-u-bill-allowing-national-bans-gm-crops
企業にとっては市場の統一性がなくなることを意味する。科学をベースにしないで製品を禁止できるということは全体へも悪影響を与えると懸念を表明している科学者もいる。一方グリーンピースは歓迎。

Smoking erases Y chromosomes
By Gunjan Sinha 4 December 2014
http://news.sciencemag.org/biology/2014/12/smoking-erases-y-chromosomes
がんや心疾患や肺気腫に加えて、男性喫煙者にはもう一つ心配することが増えた:Y染色体である。研究者らが、喫煙者ではY染色体のない血球が非喫煙者の最大4倍であることを見いだした。最近の研究でY染色体の消失ががんリスクの高さや寿命の短さと関連することがわかっている。ただしY染色体がなくなることが実際に病気の原因かどうかは直接証明されていない。
Scienceにオンライン発表された。

  • 特集:私のゲノムをじっと見る

Feature: Peering into my genome
By Jennifer Couzin-Frankel 4 December 2014
http://news.sciencemag.org/biology/2014/12/feature-peering-my-genome
ScienceのスタッフライターJennifer Couzin-Frankelが新聞記事をきっかけに遺伝子検査をやってみたという記事。
「意味のわからない変異」とか教えられても・・

  • 英国食品飲料部門の不正を最小化し価値を最大化する

Minimising Fraud and Maximising Value in the UK Food and Drink Sector 2014
http://www.pkf-littlejohn.com/food-fraud-report-2014.php
PKF Littlejohn とポーツマス大学の詐欺対策研究センター(CCFS)が食品企業の不正行為についての新しい報告書を発表した
この報告書は英国の73の食品飲料企業、総年間販売額2000億ポンド、のデータをレビューした。その結果詐欺やミスによる損失は年に112億ポンド以上になる可能性があり、総利益の85%以上に相当する。
詐欺対策を行うことは利益を増加させ企業の競争力を増す。
(報告書のダウンロードには情報の記入が必要)

  • アトピー性皮膚炎はダストのピーナッツ抗原暴露によるピーナッツへの感作の影響を増やしピーナッツアレルギーになりやすくする可能性がある

Atopic dermatitis increases the effect of exposure to peanut antigen in dust on peanut sensitization and likely peanut allergy
Helen A. Brough et al.,
Journal of Allergy and Clinical Immunology
Available online 18 November 2014
http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0091674914014766
Wellcome Trustの資金提供によるオープンアクセス
ハウスダスト中のピーナッツ抗原の量とアトピー性皮膚炎の子どものピーナッツアレルギーに関連があるようだ

  • 小麦フリーダイエットの背景にある科学は「驚くほど薄っぺら」で「選択的に使われている」

Telegraph
Science behind wheat-free diets 'surprisingly thin' and 'selectively used'
By Edward Malnick
7:00AM GMT 20 Nov 2014
http://www.telegraph.co.uk/health/healthnews/11241500/Science-behind-wheat-free-diets-surprisingly-thin-and-selectively-used.html
Warwick大学の研究は穀物やパンのような全粒穀物食品に「明確な健康上の利益」があることには「圧倒的根拠」があることを発見
多くの人たちが消化器系に良いと信じて小麦やグルテンを含まないものを買っている。
朝食シリアル製造業者のWeetabixの依頼により行われたRob Lillywhiteらによるレビュー。セリアック病患者などの過敏症がない98%の人にとっては小麦を含む全粒穀物を含む食事にはメリットがある。
大学のプレスリリース
Study on health impact of wheat challenges Stone Age myths and costly diets – providing you go whole grain
http://www2.warwick.ac.uk/newsandevents/pressreleases/study_on_health/