- 成長の余地
Natureエディトリアル
Room for growth
10 December 2014
http://www.nature.com/news/room-for-growth-1.16512
欧州委員会が個々の国に遺伝子組換え作物の栽培を拒否することを認める計画は、妥協ではあるが技術が前進することを可能にする
先週の政治的妥協は企業からも環境団体からも批判されている。しかし何年にも渡る悪意がついに賢明な結論に達したことに慎重ながらも楽観視している遺伝子組換え作物研究者もいる。もう長い間多くの欧州の作物研究者はGM作物への敵意に絶望していた。北米などの他の地域ではその恵みを得ているのにEUは深い落とし穴にはまっていた。
Natureは作物の改良にGM技術を使うことを長く支持してきた。しかしそれを望まない人たちがいることも認めなければならない
（NatureがGM支持してきた？）
- 海のプラスチックの運命は謎のまま
Natureニュース
Fate of ocean plastic remains a mystery
Emma Marris
10 December 2014
http://www.nature.com/news/fate-of-ocean-plastic-remains-a-mystery-1.16508
調査の結果海の微少プラスチックは予想されていたより少ない
5兆個以上のプラスチック断片、重さにして25万トン以上が海に漂っているという研究がPLoS ONEに12月10日発表された。この推定はゾッとするほど多いが、それでも予想より少なく、世界で1年間に生産されているプラスチックの1%以下である。この知見は最近の海のプラスチックについての推定と同程度である。また推定量のうち微少プラスチックが少なく、調べたプラスチックの75%が200ミリメートルより大きいかけらであった。びんや浮きやポリ袋は小さな欠片になって浮いていると予想されていたがそれら微少プラスチックはどこにいった？
Scienceshot
How much plastic is there in the ocean?
By David Shultz 10 December 2014
http://news.sciencemag.org/environment/2014/12/how-much-plastic-there-ocean
- 米国の農家への警鐘：EPAはあなたをビジネスから追い出そうとしている
Forbes
A Wake-Up Call For U.S. Farmers: The EPA Is Trying To Put You Out of Business
Henry I. Miller
12/03/2014
http://www.forbes.com/sites/henrymiller/2014/12/03/a-wake-up-call-for-u-s-farmers-epa-is-trying-to-put-you-out-of-business/
EPAによる規制は産業に大きな負担を強いてきたが、今度は農家が照準になっている。EPAは野外試験も行わず都合の良いデータだけで大豆のネオニコチノイド種子処理が収量に影響しないと結論した。これは農家にとって大きな損害となる可能性がある。
（ほ乳類への毒性が低くこれまでの殺虫剤より優れているネオニコチノイドが特に目の敵にされている理由として、それがとても「優秀」であるために広く使われ、有機農業の劣位がますます明確になってしまうから、という指摘がある。有機農業を推進するためには現代的農法は危険で恐ろしいものと思われていなくてはならない）
