食品安全情報blog過去記事

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列車脱線事故による塩化ビニル流出の緊急時対応者の評価 ニュージャージー、2012年

Assessment of Emergency Responders After a Vinyl Chloride Release from a Train Derailment — New Jersey, 2012
MMWR January 9, 2015 / 63(53);1233-1237
http://www.cdc.gov/mmwr/preview/mmwrhtml/mm6353a1.htm?s_cid=mm6353a1_w
2012年11月30日の午前7時頃、ニュージャージーの小さな町の近くで貨物列車が脱線し塩化ビニルを運んでいたタンク車4台が投げ出されて液が流出した。塩化ビニルはプラスチックの製造に使用される無色のやや甘い臭いのするガスである。ニュージャージー保健省はATDSRとCDCに援助を要請し地域住人や事故対応者の評価を行った。その結果の報告。93人の事故対応者のうち26%が対応時に頭痛や上部呼吸器症状を経験した。事故時に呼吸器保護装備をしていたのは少数(22%)であった。