食品安全情報blog過去記事

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カフェイン:EFSAは評価案に関する意見を求める

Caffeine: EFSA consults on draft assessment
15 January 2015
http://www.efsa.europa.eu/en/press/news/150115.htm
一回最大200mgと一日最大400mgのカフェイン摂取量は欧州は成人の安全性の懸念を生じない。これが全摂取源からのカフェインの安全性に関するEFSAの暫定的な2つの科学的意見である。EFSAは現在2015年3月15日までパブリックコメントを募集する。
EFSAは関係者と共に意見案を説明し議論するために2015年3月の第一週に関係者会議も開催する予定である。会議の詳細はEFSAのホームページで間もなく発表される。
その他の重要な暫定的結論
・カフェインの最大一回量200mgは、激しい運動の前の2時間以内に消費しても成人(18-65 歳)に安全性の懸念は生じない。
・カフェインが逆にタウリンやD-グルクロノ-γ-ラクトンのような「エネルギードリンク」成分やアルコールと有害相互作用する可能性は少ない。
・妊婦には、一日に200mgまでのカフェイン摂取は胎児に安全性の懸念を生じない。
・子供(3-10 歳)と青年(10-18 歳)には、体重kgあたり3mgの一日摂取量は安全だとみなされている。
・100mgの一回量は睡眠潜時(寝付くのにかかる時間)を増す恐れがあり、人によっては睡眠時間を短くする恐れがある。

Public consultation on a draft Scientific Opinion on the safety of caffeine
http://www.efsa.europa.eu/en/consultations/call/150115.htm

  • カフェインの安全性評価のための準備作業としての広範な文献調査

Extensive literature search as preparatory work for the safety assessment for caffeine
http://www.efsa.europa.eu/en/supporting/pub/561e.htm