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オランダのコスメトビジランス:2009-2014期間の概要

Cosmetovigilance in The Netherlands : Overview of the period 2009-2014
2015-02-17
http://www.rivm.nl/en/Documents_and_publications/Scientific/Reports/2015/februari/Cosmetovigilance_in_The_Netherlands_Overview_of_the_period_2009_2014
RIVMは化粧品によるアレルギー反応の登録制度(CESES, Consumer Exposure Skin Effects and Surveillance)を確立し、2014年で5年になる。その概要を報告する。
この期間に消費者から2283件、皮膚科医から450件の望ましくない反応が報告された。報告されているのは主に発赤、かゆみ、皮膚が剥がれ落ちる、焼けるような感じ、で脱毛や呼吸器障害も報告されている。比較的多く報告されているのは保存料のイソチアゾリノンと香料で、そのため現在クリームやボディーローションのような皮膚に残る化粧品へのメチルイソチアゾリノンの使用を禁止する方向で動いている。また日焼け止め成分オクトクリレンも注目されている。