食品安全情報blog過去記事

はてなダイアリーにあった食品安全情報blogを移行したものです

その他ニュース

  • ヘアダイでの死亡によりヘナタトゥーに警告

Henna Tattoo Warning After Hair Dye Death
Thursday 19 February 2015
http://news.sky.com/story/1430539/henna-tattoo-warning-after-hair-dye-death
Julie McCabeは2007年にタトゥーをして2011年に染髪でアレルギー反応をおこし昏睡に至った
検視官はブラックヘナタトゥーに対して警告を発した
38才の女性の検視の結果、彼女は2007年にドバイでブラックヘナタトゥーをし、その後常用していたL'Orealの染髪料に反応することが増えた。感作された化合物はパパラフェニレンジアミン(PPD)。彼女はアレルギーであることをわかっていて死亡する前に少なくとも16回はアレルギー治療のため病院に行っている。
L'Orealの広報担当者は使用上の注意を守ることが大切だとしている。
(ブラックヘナは英国では違法だがしばしば出回っているとのこと)

National Eating Disorders Awareness Week 2015
http://www.nationaleatingdisorders.org/

摂食障害は英国経済に80億ポンドの費用負担
Eating Disorders Costing UK Economy £8bn
Monday 23 February 2015
http://news.sky.com/story/1432216/eating-disorders-costing-uk-economy-8bn
摂食障害の患者の5人に1人がNHSでの治療を受けるのに1年以上待つ

少年の「完璧なボディ」への探求が摂食障害を増加させる
Boys' quest for 'perfect body' fuels rise in eating disorders
22/02/2015
http://www.independent.ie/irish-news/health/boys-quest-for-perfect-body-fuels-rise-in-eating-disorders-31011395.html
Eating Disorder Association of Ireland によると13-20才の少年の摂食障害が昨年増加した。

  • フロリダのヘルススパのがん治療宣伝が批判を浴びる

Florida health spa’s cancer claims under fire
Sat Feb 21 2015
http://www.thestar.com/news/gta/2015/02/21/florida-health-spas-cancer-claims-under-fire.html
オンタリオアボリジニーの少女を治療している、生の野菜しか食べない食事療法でたくさん“thousands and thousands”のがんをなおしたと主張するフロリダのヘルススパが批判されている。
問題のスパはHippocrates Health Instituteで、運営は Brian Clement
注目されたきっかけはアボリジニーの少女2人が化学療法を拒否してここに来たから。1人は先月死亡した。
http://d.hatena.ne.jp/uneyama/20141118#p9
(亡くなったんだ)

  • 自閉症が治るという間違った信念のもとで、子どもたちが残酷で痛い漂白剤浣腸を強要された

news.com.au
Children forced to have cruel painful bleach enemas under false belief it will cure Autism
February 23, 2015
http://www.news.com.au/lifestyle/parenting/children-forced-to-have-cruel-painful-bleach-enemas-under-false-belief-it-will-cure-autism/story-fnet08ui-1227235316537
子どもの自閉症を治そうと、絶望して心の乱れた保護者たちが漂白剤を浣腸したり飲ませたりしているとニュースサイトで報じられている。子どもは苦「痛に悶え泣き叫び戦っている」と保護者が報告しているという。ネットでそのような製品を売っているモンスターはそれが魔法の治療法だと言う。まともな人はそれを虐待と言う。
問題の製品は「ミラクルミネラル溶液」あるいはMMS。
(数人じゃないらしい)

  • 米国規制機関はDNA検査の「開拓」を制御しようとしている

Natureニュース
US regulators try to tame 'wild west' of DNA testing
Erika Check Hayden  20 February 2015
http://www.nature.com/news/us-regulators-try-to-tame-wild-west-of-dna-testing-1.16962
専門家や規制機関は患者に不当なリスクとならないように新しい技術を育てるにはどうすればいいか検討している
遺伝子検査は、個人の遺伝子配列を読みそれが健康にどう影響するかを予想する新しい分野に進出してきたが、米国規制機関はその管理に苦闘している。特に問題となるのは遺伝子配列の健康や病気に関する意味を誰が決定するのか、である。これまでFDAは特定の条件での遺伝子検査のみを認可している。しかし今後可能となる診断の数は膨大になるため、これまでのようなアプローチは現実的ではない。そのため2月20日に今後の方針について検討するワークショップを開催した。問題は二つあって、機械が打ち出す配列が何かということとそれが何を意味するかということである。
しかし既に企業は遺伝子検査を販売し始めていてFDAは慎重すぎるという批判もある。FDAは配列決定装置の打ち出すデータの正確性を確保したい。さらにその配列の正確な解釈はもっと難しい。現時点ではそのような決定ができる十分な情報はない。
FDAは人々が秘密の計算式を用いたレビューされていない検査を受けることを心配している。

  • 文書が気候変動懐疑論者の調査を促す

Documents spur investigation of climate sceptic
Jeff Tollefson 21 February 2015
http://www.nature.com/news/documents-spur-investigation-of-climate-sceptic-1.16972
Willie Soonの利益相反開示について疑念
グリーンピースが情報開示法により入手し公開した文書によりHarvard-Smithsonian天体物理学センター(CfA)はWillie Soonの調査を始めた。Willie Soonは2001年以降民間から150万ドル以上の資金を受け取っているがその利益相反の開示が適切だったかどうかについて、である。Willie Soonは主流の気候科学とは反対する、人為的気候変動はおこっていないとする無数の論文を書いている。

ScienceInsiderでも
気候変動懐疑論者の化石燃料企業からの資金提供が雑誌の利益相反方針に注目を集める
Climate skeptic’s fossil fuel funding puts spotlight on journal conflict policies
By David Malakoff 22 February 2015
http://news.sciencemag.org/climate/2015/02/climate-skeptic-s-fossil-fuel-funding-puts-spotlight-journal-conflict-policies
投稿時に利益相反ポリシーを採用していなかった雑誌の場合や匿名による資金提供について課題がある
問題になっている論文のリストあり