食品安全情報blog過去記事

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その他

  • 砂糖と歯の健康

SMC NZ
Sugar & dental health – TVNZ Sunday
March 9th, 2015.
http://www.sciencemediacentre.co.nz/2015/03/09/sugar-dental-health-tvnz-sunday/
Nelsonの歯科医Rob Beagleholeの砂糖入り飲料反対キャンペーンがTVNZの番組で特集された。その紹介

  • 健康食品の妄想に騙されないで

Don’t be fooled by the health food delusion
Randy Shore, Vancouver Sun | 03.07.2015
http://www.calgaryherald.com/life/fooled+health+food+delusion/10871948/story.html
現在のブリティッシュコロンビアの人々は世界の歴史上最も長く最も健康的である。それなのに何故もっと健康にもっと長く生きられる何かを探し続けるのか?
例えば脂肪や砂糖や塩である。栄養士や医師やナチュロパスやその他独自のアイディアをもつ誰かのアドバイスによって、私達は食べることの喜びを自ら捨て去る。バンクーバーの医師John Sloanはいわゆる機能性食品や健康食品、ダイエット本を宣伝するのに使われている科学を調べてみたところまるでダメだということを発見した。彼の新しい本「禁止された食品Forbidden Food」ではこれらの嘘を暴いている。Sloanを支持するかのように、最近USDAの科学助言委員会が食事中コレステロールについての40年もの制限には科学的根拠がないと言った。
昨年は18ヶ国60万人以上のヒトが関与する72の研究の解析で飽和脂肪を食べることは冠動脈疾患リスクと関連しないという解析がAnnals of Internal Medicineに掲載された。しかしメディアはリスクがないというニュースは報道しない。
2011年に研究者のPeter Gibsonがセリアック病ではないヒトにグルテンが消化管症状を誘発すると報道したときにはメディアが便乗して数十億ドルのグルテンフリー食品市場が生まれた。しかしGibsonが実験をよりしっかりした方法でやり直したところグルテンへの反応は見つけられなかった。これについては誰も報道しない。
科学をレビューした結果、Sloanは特に病気でもない人が食生活を変えるべき理由はない、という。多くの研究は食べたものによるごくごく僅かな差を見つけているだけで、その結果ははかなく、矛盾しているので、賢明なのは無視することのみである。しかしグルテンや飽和脂肪などの栄養素への強迫観念はカルトのようで、我々の食品と健康についての信仰はまさに信仰である。