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食品異物申告、継続減少傾向 

食品管理総括課 2015-04-09
http://www.mfds.go.kr/index.do?mid=675&pageNo=3&seq=27144&cmd=v
食品医薬品安全処は2014年食品異物発生内訳を分析した結果2013年に比べて申告件数は小幅減、2011年以後毎年持続的に減少する傾向であると発表した。
※ 異物発見申告件数(件): ’11年7,419→’12年6,540→’13年6,435→’14年6,419
これは異物低減化のための食品会社異物報告義務化(‘10)以後食薬処と地方自治体の原因調査、製造現場での異物最小化のための政府の支援、業界の異物混入再発防止のための工程改善努力などの結果と判断される。
去年申告された異物は虫、かび、金属などの順序で、異物発生率の高い食品は麺類、お菓子類、コーヒー、パン・コメ製品及び餅類などの順序だった。
〈異物種類別分析現況〉
○ 異物の種類では虫(2,327件、36.3%)>かび(667件、10.4%)>金属(433件、6.7%)>プラスチック(316件、4.9%)>硝子(101件、1.6%)の順序であった。
○ 虫異物は7~11月(60.3%)に集中して発生したし、原因調査の結果消費・流通段階(233件、10%)で混入されたと判定された場合が製造段階(96件、4.1%)より多い。食品保管及び取り扱い過程の中で不注意によって大部分が発生することで確認された。
○ かび異物は7〜10月(48.9%)に集中して発生したし、原因調査結果消費・流通段階(222件、33.3%)が製造段階(86件、12.9%)より多い。これは流通の中で主に容器・包装破損またはふたなどに外部空気が流入して発生したり、冷蔵保管食品を室温で保管するなど食品を不適切な方法で保管することによって発生したと把握された。
○ 金属、プラスチックは消費・流通段階より製造段階で混入された事例が多い。これは製造施設または附属品の一部が落ちたり製造中に食品容器などの破片が食品に混入されたと考えられる。
※ 金属: 製造段階(35件、8.1%)、消費・流通段階(15件、3.3%)プラスチック: 製造段階(40件、12.7%)、消費・流通段階(15件、4.7%
○硝子は消費・流通段階(9件、8.9%)が製造段階(6件、5.9%)よりやや多かった。
〈食品種類別分析現況〉
○ 食品種類別異物発生率は麺類(910件、14.2%)>お菓子類(735件、11.5%)>コーヒー(723件、11.3%)>パン・米菓子及びもち類(506件、7.9%)>飲み物類(493件、7.7%)の順序だった。
○ 麺類、コーヒー、飲み物類で発生した異物は消費・流通段階が製造段階より多く、お菓子類、パン・米菓子及びもち類で発生した異物は製造段階が消費・流通段階より多かった。
麺類、コーヒー、飲み物類は主に流通中に包装損傷によるかび発生や虫流入が多い
お菓子類、パン・米菓子及びもち類の製造段階混入原因は主に製造過程の衛生管理不適で髪の毛、紐などが混入されたり乾燥処理不十分及び包装紙密封不良などによるかび発生と判断される。
※ 麺類: 消費・流通段階(79件、8.7%)、製造段階(19件、2.1%)コーヒー: 消費・流通段階(43件、5.9%)、製造段階(2件、0.3%)飲み物類: 消費・流通段階(127件、25.8%)、製造段階(20件、4.1%)お菓子類: 製造段階(119件、16.2%)、
お菓子類: 製造段階(119件、16.2%)、消費・流通段階(55件、7.5%)パン・米菓子及びもち類: 製造段階(114件、22.5%)、消費・流通段階(32件、6.3%)
〈異物混入防止食品保管要領〉
○ 異物申告の大部分を占める虫やかび異物を防止するためには製品の包装状態を几帳面に観察してから購入しなければならない。
○ また主にビニール類で包装される食品である麺類、お菓子、コーヒー、シリアルなどは コメ虫や青虫が製品の包装をくぐって侵入できるので密閉容器に保管したり冷蔵・冷凍室などに低温保管しなければならない。