食品安全情報blog過去記事

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ポンソー4R(E124)の詳細暴露評価

Refined exposure assessment for Ponceau 4R (E 124)
EFSA Journal 2015;13(4):4073 [34 pp.]. 21 April 2015
http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/4073.htm
欧州食品安全機関(EFSA)は食品の使用に関する追加情報を考慮してポンソー4R(E124)の詳細暴露評価を行った。2009年にEFSAのANSパネルは食品添加物として使用されるポンソー4R(E124)の再評価に関する科学的意見を採択した。この意見では、使用最大量で、高パーセンタイル(97.5th)の成人、平均及び高パーセンタイル(95th/97.5th)の1〜10歳の子供の摂取推定量は、詳細摂取推定量でも、概して許容一日摂取量(ADI)を超える、と結論した。その結果、EC規則No 1333/2008付属書類?のポンソー4R(E124)の使用条件が改訂され、2013年6月1日から適用された。ポンソー4R(E124)の最大許容量(MPLs)の多くはとり下げ (n = 24)、あるいは食品により1/1.2~1/200に引き下げられた (n = 29)。
これに従い、EFSAは企業からの新しい使用データと加盟国からEFSAに提出された分析データを用いて、EFSAの包括的欧州食品消費データベースの食品摂取データと結びつけ、この食品着色料の改訂暴露評価を行った。企業からの利用データはポンソー4R(E124)が食品添加物として認可された31食品区分の3分の1で提供され、加盟国からは18食品区分データが提供された。MPLsとこれら3つの新データを用いるとどの暴露推定も全ての年齢集団で一日当たり0.7 mg/kg bwのADIを超えなかった。