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原因不明の病気 ナイジェリア(第4報): (ON)致死、失明、メタノール中毒

Undiagnosed illness - Nigeria (04): (ON) fatal, blindness, methanol poisoning
2015-04-26
http://www.promedmail.org/direct.php?id=3323206
Date: Mon 20 Apr 2015 Source: Premium Times [edited]
ナイジェリア政府はOndo州の奇病が農薬によると主張したWHOによる初期評価に反論し、原因は「メタノール中毒」だと言う。月曜日(2015年4月20日)に、18人が死亡したこの病気は制御下にあると政府は述べた。過去100時間、新規症例はなく、72時間以内に新たな死亡者はいない。政府はアウトブレイクに関係した特に毒性の高いメタノールについて調査している。
WHOの広報担当であるGregory Hartlが「現在の仮説は除草剤が原因であるというものである」と(twitterで)言った。世界の保健団体の担当者がIreleの町を訪れ、州の保健長官Dayo Adeyanjuは若者がアルコールと地元のハーブを混ぜて飲み、それがメタノールを含み有毒だったという。政府は人々にジンと地元のハーブを混ぜて飲んではいけないと啓発を開始した。アルコールの由来がわからなくなる。また政府は地元のジン"Ogogoro"を飲むのを止めるように住人に助言した。Adeyanjuは調査の結果は公表すると約束した。
WHOのAkinola Fatigerun は犠牲者の死因は農薬ではなくメタノールとAdeyanju氏の立場を確認した。
コミュニティーのリーダーであるMoses Enimadeは、この病気は神に対する冒涜に神が罰を与えたのではなく、エボラでもないと主張した。
("Ogogoro"はアルコール濃度30-60%と高いらしい。これまで何度も死亡事故が報告されている)