食品安全情報blog過去記事

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フィンランドの野生植物を食品として使うこと

The use of Finnish wild plants as food
Last modified 29.05.2015
http://www.evira.fi/portal/en/food/manufacture+and+sales/novel+foods/the+use+of+finnish+wild+plants+as+food/
近年フィンランドでは野生の植物を食品として使用することへの関心が高まっている。身近なワイルドベリーやキノコに加えて野生のハーブなどが使われることが増えている。それらは主にハーブティーの成分やスパイス、料理の飾りとして使われる。イラクサタンポポなどは野生の野菜としても使われる
食べられる野生の植物は同定しなければならない
フィンランドには食品として使用できる植物の他に有毒の野生植物もある。植物の見た目では食品としての安全性はわからない。種についてのしっかりした知識と正確な同定が最も重要である。野生の植物を自分用に集めることは自由だが、商業利用、すなわち販売することは食品規制の対象になる。消費者は購入した食品の安全性について信頼できなければならない。野生植物の安全性確保には食品規制も関係する。
Eviraは食用野生植物のリストを作った
食品としての野生植物の使用(フィンランド語)
http://www.evira.fi/files/attachments/fi/elintarvikkeet/valmistus_ja_myynti/uuselintarvikkeet/luonnonvaraisten_kasvien_elintarvikekaytto__3_.pdf
フィンランドでのみ有効な小規模使用について
野生植物は新規食品になる場合がある
もしその植物が1997年以前にEUで食品としての相当な使用歴があれば食品に使用できる。しかし食品としての使用歴にはハーブティーやスパイス、料理の飾りなどのような小規模利用は考慮されない。