食品安全情報blog過去記事

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オレンジジュースとグレープフルーツは悪性黒色腫に関連

Behind the headlines
Orange juice and grapefruit linked to melanoma skin cancer
Wednesday July 1 2015
http://www.nhs.uk/news/2015/07July/Pages/Orange-juice-and-grapefruits-linked-to-melanoma-skin-cancer.aspx
Mail Onlineが「朝食にコップ一杯のオレンジジュースを飲んだりグレープフルーツを食べたりすると皮膚がんのリスクを増やすかもしれない」と報道した。米国の研究が悪性黒色腫リスクの小さな増加を発見したが、甘くしていないフルーツジュースの利益を無視すべきではない。150 mLのフルーツジュースは1日に薦められる5単位のうちの1単位であり、それは各種慢性疾患予防になる。
米国の研究では医療従事者の女性6万人男性4万人を対象に、2-4年ごとに食生活とライフスタイルと皮膚がんについてのアンケートを行っている。その結果柑橘類と皮膚がんリスクの関連があるように見えた。しかしこの種の研究は因果関係を証明できない。研究者らは年齢などの要因を調整しようとしているが、他の要因が影響している可能性はある。例えばフロリダなどの日光の多い地域は同時に柑橘類を多く食べているかもしれない。
常識と日光安全性助言を取り入れて、あなたは両方と上手につきあうことができる−柑橘類を楽しみつつ皮膚がんリスクは意味のあるほど上がらないようにできる。つまり日焼け止めや適切な衣服を使い日差しの強いときには屋内にいる、などである。