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FDAはフレーバーウォーターや栄養添加水飲料を含むボトル入り水飲料の安全性を規制している

FDA Regulates the Safety of Bottled Water Beverages Including Flavored Water and Nutrient-Added Water Beverages
05/07/2015
http://www.fda.gov/Food/FoodborneIllnessContaminants/BuyStoreServeSafeFood/ucm046894.htm
飲料水の安全性にはFDAEPAの両方が責任をもつ。EPAは公共飲料水(水道水)を規制し、FDAはボトル入り水を規制する。
FDAはボトル入り水専用のCGMPを設定している。そのなかでボトル入り水は以下の条件で製造することを要求している:
・衛生的状態で加工・保存・輸送
・水源を細菌や化学物質やその他汚染から守る
・安全性確保のための品質保証プロセスを用いる
・水源と最終製品の両方のサンプリングと検査
FDAはボトル入り水製品とその工場を監視し、認証している。
アメリカ人はボトル入り水が好き。国際ボトル入り水協会によると、2005年の米国のボトル入り水消費量は750万ガロンで1人あたり平均26ガロン(約100L)で二番目によく飲まれている飲料である。ボトル入り水を上回るのは炭酸ソフトドリンクのみである。
ボトル入り水の定義
FDAの表示規則では、以下のような表示がされているものはボトル入り水である
・ボトル入り水
・飲料水
・被圧地下水
・ミネラルウォーター
・スパークリングボトル入り水
・天然水
・純水(蒸留、ミネラル除去、脱イオン化、逆浸透圧水)
炭酸を添加した水、ソーダ水(クラブソーダ)、トニックウォーター、天然発泡ミネラルウォーターは歴史的にソフトドリンクとして規制されている。
フレーバーウォーターや栄養添加水飲料
店舗や食品サービスメニューに新しいタイプの風味および/または栄養を添加した水飲料が現れ始めている。あるものは単に香料を加えたボトル入り水であり、あるものはビタミンやナトリウムやカリウムのような電解質アミノ酸を加えたものである。これらの成分は、もし製品名が「ベリー風味のスプリングウォーター飲料」のように、ラベルで「ウォーター」が強調されていればボトル入り水の規制に従わなければならない。さらに添加されている香料や栄養素はFDAの安全性規制に従い成分表示をしなければならない。
(表示例)