- 幼児のはしかの予防接種率が89%、集団免疫レベルより低い
Measles vaccinations of toddlers at 89%, below 'herd immunity' level
Jul 21, 2015
http://www.cbc.ca/news/health/measles-vaccinations-of-toddlers-at-89-below-herd-immunity-level-1.3161617
今年マニトバ、オンタリオ、ケベックで発症が報告されている
カナダ統計局が火曜日に発表した結果によると2才の予防接種率は各種病気について高い。
しかし多くの場合数年目に設定した目標値を下回る。MMRについては89%で、集団免疫のために理想的な接種率は95%。
- 気候に耐えられる農業への戦い
Natureニュース
Quest for climate-proof farms
Quirin Schiermeier 21 July 2015
http://www.nature.com/news/quest-for-climate-proof-farms-1.18015
気候変動が食糧生産の大きな脅威となる中、研究者らは農業をより耐性の高いものにするために農家と一緒に働いている
あらゆる地域の農家の現実的な需要のために、あらゆる手段を使う必要がある
- 科学者が欠陥のある試薬に警告するために協力
Scientists unite to warn against flawed chemical reagents
Monya Baker 21 July 2015
http://www.nature.com/news/scientists-unite-to-warn-against-flawed-chemical-reagents-1.18027
お金と時間の無駄を防ぐために50人以上の科学者がChemical Probes Portalを作った
http://www.chemicalprobes.org/
（まだ受容体選択的アゴニスト等数種しかない。抗体はどうかな？）
- 免許なしに医療行為を行った男性逮捕
Man Arrested for Practicing Medicine Without a License
7/16/2015
http://www.vcsd.org/press-release.php?id=1326
Ventura郡の機関横断医薬品犯罪ユニットがContra Costa郡保安官事務所と協力して北カリフォルニアの男性を逮捕。末期がん女性からがん治療と称して数千ドルをだまし取った。
「がん自然療法研究所」というウェブサイトで末期や転移したがんが治療できると宣伝していた。
- ビクトリア時代の反ワクチンムーブメント
The Victorian Anti-Vaccination Movement
Elizabeth Earl Jul 15, 2015
http://www.theatlantic.com/health/archive/2015/07/victorian-anti-vaccinators-personal-belief-exemption/398321/
1885年のワクチン反対集会の紹介から始まる反ワクチンの歴史。現在の活動は過去の主張の繰り返し
- 数千人に自閉症の「治療法」を売った医師の謎の死
The mysterious death of a doctor who peddled autism ‘cures’ to thousands
By Michael E. Miller July 16
http://www.washingtonpost.com/news/morning-mix/wp/2015/07/16/the-mysterious-death-of-a-doctor-who-peddled-autism-cures-to-thousands/
世界中の自閉症患者にマクロファージ活性化因子（GcMAF）というFDAに認可されていない注射を打つことで治療できると主張してきたJames Jeffrey Bradstreet医師が先月Rocky Broad Riverで胸に弾丸を受けて死亡しているのが発見され、家族や友人が製薬会社の仕業だと主張している。地元の保安官は自殺だとしている。親族は直ちにオンラインで資金を集め私立探偵を雇って殺人の疑いを調査させている。
しかしBradstreetと闇で未承認医薬品を販売しているオンライン企業との関係が明らかになるにつれて陰謀論は崩れていった。Bradstreetの関係する、魔法の治療薬GcMAFの汚染されたバイアルを作っていた工場が最近閉鎖された。死亡する前日、Bradstreetのクリニックは連邦と州当局から同じ未承認治療法に関して家宅捜査を受けた。そして彼の死亡したその日、スイスのメディアが、Bradstreetの関係する病院がGcMAFを投与された5人の患者の死亡により家宅捜査されたことを報道した。この国際的な闇市場が明らかになるにつれてBradstreetの人生もまた明らかになった。
Bradstreetはワクチンが自閉症の原因だと信じ、非正統的治療法を薦め、患者からは救世主とみなされていた。特にGcMAFを薦め、日本とイタリアで医師が研究していると主張した。しかし彼が根拠として主張した研究は既に信用できないことがわかっていて取り下げられている。
FDAの立場は明確で、GcMAFは自閉症の治療法としては認められない。ほぼ全ての医師が合意する。しかし数千人もの人々がそれを使った。絶望的になった保護者達がインターネットを検索し、夢のような素晴らしい約束を発見して火に飛び込む蛾のように引き寄せられるのだ。
(問題の取り下げ論文が日本人によるもの
Retraction Note to: Immunotherapy of metastatic colorectal cancer with vitamin D-binding protein-derived macrophage-activating factor, GcMAF
http://link.springer.com/article/10.1007/s00262-014-1616-x
http://d.hatena.ne.jp/uneyama/20140930#p8
結局著者ではなく編集側の判断で取り下げ)
