食品安全情報blog過去記事

はてなダイアリーにあった食品安全情報blogを移行したものです

砂糖入り飲料は英国で年に8000人の新たな糖尿病と関連

Behind the headlines
Sugary drinks linked to 8,000 new UK diabetes cases a year
Wednesday July 22 2015
http://www.nhs.uk/news/2015/07July/Pages/Sugary-drinks-linked-to-8000-new-diabetes-cases-a-year.aspx
新しい研究で砂糖入り飲料が英国で数千人、米国で数百万人を2型糖尿病にしている可能性があると推定したため、Daily Mirrorが「砂糖入り飲料は毎年8000人を糖尿病にしている?」と尋ねる。研究者らはこれまでの研究結果をまとめて砂糖入り飲料、人工甘味料、フルーツジュースの摂取に関連する2型糖尿病の公衆衛生影響を推定した。
研究者らは、砂糖で甘くした飲料の摂取は、10年間で米国で180万人、英国で79000人の2型糖尿病症例と関連するかもしれないことを発見した。この結果を肥満度で調整したところ、健康体重であっても影響がある可能性があることを示唆した。人工甘味料とフルーツジュースにも正の関連があったがこれはバイアスがあるであろうと考えられる。
研究者自らが明言しているように、この種の研究は因果関係を証明することはできない。
2015年7月の政府の報告書が、砂糖は総摂取カロリーの5%以内にすべきと助言している。従って砂糖入り飲料を減らすのはこの目標のためにはいいだろう。