食品安全情報blog過去記事

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FVO査察報告書

Pesticides - Export Controls Dominican Republic 2015-7495
19/06/2015
http://ec.europa.eu/food/fvo/audit_reports/details.cfm?rep_id=3449
2015年1月27日〜2月5日までドミニカ共和国で実施された、植物製品、特にEUに輸出するナス、ペッパー、ササゲの農薬残留物管理を評価するための査察。2010年の前回の査察以降、農薬輸入者と小売業者の検査が増え、認可後の管理が改善されている。認可は農薬品質管理と分析形成不足により、全体的な管理システムの信頼は明らかに弱いままである。当局の定期的なチェックで一定の保証は提供されているものの、様々な欠点により保証は限定されている。EUへの輸出製品が残留物量超過のため拒絶されると緊急警告通知へ即刻、強力な協調したフォローアップが行われる。2010年の査察の7つの勧告のうち2つが完全に扱われている。

Fishery products Uruguay 2015-7471
15/06/2015
http://ec.europa.eu/food/fvo/audit_reports/details.cfm?rep_id=3447
2015年3月4〜11日にウルグアイで実施されたEUへ輸出する水産物の公的管理評価に関する査察。一般にウルグアイ水産物の公的管理には包括的なシステムがあり、EU法に従った適切な保証を提供している。

  • キューバ―生きた動物及び動物製品の、動物用医薬品を含む残留物質及び汚染物質のコントロールの評価

Cuba‐evaluate the monitoring of residues and contaminants in live animals and animal products, including controls on veterinary medicinal products Cuba 2014-7335
11/06/2015
http://ec.europa.eu/food/fvo/audit_reports/details.cfm?rep_id=3437
2014年11月25日〜12月4日までキューバで実施された査察。水産養殖エビとハチミツの残留物管理のためのシステムはEUの要請に合った保証を提供している。検体の追跡性がよく、不適格なハチミツには効果的な追跡調査があり、どちらも外国の検査所の要請に一般にかなっている。検体数が少ない、水産養殖の検体が一年を通して均等に分布されていない、などといった多くの要因に計画の効果が弱められている。動物用医薬品に関しては食品を生産する動物にクロラムフェニコール、ニトロフランなど物質の使用を禁止している。残留物違反のリスクは、水産養殖エビとハチミツの処置に認可された薬がなく、薬の入手は専門獣医に限定されているので減少している。

  • クロアチア―生きた動物及び動物製品の、動物用医薬品を含む残留物質及び汚染物質のコントロールの評価

Croatia‐evaluate the control of residues and contaminants in live animalsand animal products including controls on veterinary medicinal products
11/06/2015
http://ec.europa.eu/food/fvo/audit_reports/details.cfm?rep_id=3438
2015年2月10〜19日にクロアチアで実施された査察。この最初の査察では法律上の管理方法に焦点を当てた。その年の最初の二か月に残留物監視がされなかったにもかかわらず、当局の計画進行効果、残留物監視計画の実行、不適格な結果の追跡に信頼が持てる。分析方法の実行にいくつか欠点があるものの、検査所の実績と分析結果の確実性を信頼することができる。検査所の方法は適切で職員は十分に訓練されている。動物用処方箋を免除された製品リストの目立った警告を除いては、動物用医薬品の国家市販認可、流通、使用、公的管理は一般にEU法に従っている。

  • ベラルーシ―生きた動物及び動物製品の、動物用医薬品を含む残留物質及び汚染物質のコントロールの評価

Belarus‐evaluate the control of residues and contaminants in live animals and animal products including controls on veterinary medicinal products
11/06/2015
http://ec.europa.eu/food/fvo/audit_reports/details.cfm?rep_id=3436
2014年10月28日〜11月6日までベラルーシで実施された査察。卵、水産養殖、牛乳の残留物管理システムが提供する保障を含む。不適格な結果の追跡調査は改善され大部分はEUの要請に沿っている。研究所ではいくつかの方法がまだ有効ではなく効果を弱めている。動物用医薬品に関しては、認可システムと流通管理と使用に欠点がある。この効果はEU輸出用に限られており、輸出許可のない動物製品はそうではなく、家禽肉にはEUベラルーシ双方での禁止物質(ニトロフラゾン、ニトロフラン)が発見されている。その結果ベラルーシがこの商品をEUに輸出することを認可されても、現在の弱い管理システムでは十分な保証を提供できない。過去二年間EUで直接屠殺する生きた馬の輸出は行われておらず、馬の登録制度は確立されていない。EUと、あるいはEU/ベラルーシ馬の行動計画に基づく同等の、馬の身元証明と追跡調査は実際には行われていない。

Pesticides Cambodia 2014-7299
10/06/2015
http://ec.europa.eu/food/fvo/audit_reports/details.cfm?rep_id=3445
2014年11月11〜21日にカンボジアで実地された、EUに輸出するナス、きんさい(芹菜、Chinese celery)、ささげの農薬残留物に関する査察。EUへの輸出作物に残留濃度の緊急警報通知数が増大したため、緊急の懸念に対処するための強固な初期行動をとった。輸出用倉庫の見直し、関係者との情報会議の開催など。だが、直接農薬残留物に的を絞った手段がなく効果は限られている。概して当局は積極的に初期行動をとっており、この問題を解決するために熱心な関与を示しているが、今日まで取られた行動はまだ不十分である。