食品安全情報blog過去記事

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その他ニュース

  • 「引用したら支払う」がインターネットの怒りをかう

ScienceInsider
Apparent ‘pay to cite’ offer sparks Internet outrage
By John Bohannon 14 August 2015
http://news.sciencemag.org/scientific-community/2015/08/apparent-pay-cite-offer-sparks-internet-outrage
トランスジェニックマウス研究者御用達のCyagenが、同社の製品を論文で引用したらお金を払うというように見える宣伝をしたことで科学者の怒りをかった。しかし企業の広報は誤解だという。この話は6月にCyagenが「あなたの論文でCyagenを引用し、雑誌のインパクトファクターに応じて100ドル以上を稼ごう!」と題した電子メールを送ったことに始まる。これに最近何人かのブロガーやツイッターユーザーが注目して怒りを表明した。
Ben Goldacreは「もし誰かがお金を受け取って論文で企業の製品を議論するならそれは利益相反として論文に明示しなければならない」と書いた。同時に利益相反の可能性のある論文164をリストアップした。一方Cyagenは現金を提供するわけではなく実験方法で言及する以上のことを求めたわけではないという。いつもの製品割引と同程度のことをしているだけだと。

  • EUがFairy(洗剤)に警告表示を要求したので怒り

Anger as EU calls for Fairy warning
http://www.thesun.co.uk/sol/homepage/news/6590598/Anger-as-EU-calls-for-new-Fairy-Liquid-warning.html
Procter & Gamble社が洗剤の分類に怒っている。EUの包装表示委員会がFairy(洗剤)に赤いボックスに黒のびっくりマークの警告を強制する案を作った。2017年6月1日から全ての容器に表示しなければならない。(EU Biocides Regulationで腐食性と分類)

  • 恐ろしいダイエット薬は若い過食症の女性が死亡した何ヶ月後もまだ売られている

Potentially deadly diet drug still being sold to slimmers months after young bulimic woman tragically died
16 August 2015
http://www.mirror.co.uk/news/uk-news/potentially-deadly-diet-drug-still-6264465
4月にEloise Parryがたった21才でDNP錠剤を使用して死亡したが、まだオンラインで販売されている
あるサイトでは「除草剤」と強調しながら「ボディビルダーには人気」と書く。
他に「X線を通さない包装」「送り主がわからないよう送る」などとしている

Tracking Fentanyl distribution a priority for Vancouver police
Aug 16, 2015
http://www.news1130.com/2015/08/16/tracking-fentanyl-distribution-a-priority-for-vancouver-police/
過去2年、フェンタニル関連死が増加しているため警察がその拡大を防ぐことを優先課題にしている。
伝統的にストリートではヘロインが流通していたが今はオキシコドンが売られそれはフェンタニルで、多くの伝統的薬物がフェンタニルに変わっている。フェンタニルは安価で簡単に入手できる。何度も警告しているが人々は使用し続けている。
(ドラッグもダイエット薬も、警告が届かない。ひどい目に遭わないとわからないっていうのでは手遅れなんだけど・・)