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メタンフェタミン関連化学事故による傷害−5州、2001-2012

Injuries from Methamphetamine-Related Chemical Incidents — Five States, 2001–2012
MMWR August 28, 2015 / 64(33);909-912
http://www.cdc.gov/mmwr/preview/mmwrhtml/mm6433a4.htm?s_cid=mm6433a4_w
メタンフェタミンは比較的簡単に入手できる化合物から違法に合成することができる。合成の才に火事、爆発事故、怪我、環境汚染などがおこる。ATSDRの有害物質緊急事態サーベイランスシステムに報告された5州2001–2012の1325件のメタンフェタミン関連化学事故の傾向を分析した。その結果事故はメタンフェタミンが拡大した2001-2004年に増加し、前駆体に対する規制が強化された2005-2007年に減少、そして前駆体規制を回避する方法が広がった2008-2012年に増加している。メタンフェタミン関連化学事故のうち7%は子どもを含む一般市民97人と法の執行担当者を傷害している。最近の傾向は一般人と法の執行担当者を守る必要性を示唆する。