- 食品と農業中のナノ：安全性確保のために規制には協力が必要
Nano in food and agriculture: Regulations require collaboration to ensure safety
11-Sep-2015
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2015-09/ecjr-nif091115.php
食品と飼料生産におけるナノテクノロジーの使用に関する世界の規制上の解の概要の結果、異なるアプローチが採用されていることがわかった：欧州とスイスのみが既存の規制にナノ特異的条項を組み込んでいるが他の国では企業向けの法的基準やガイドはない。世界各国の強力が必要である。JRCによる報告。
Regulatory aspects of nanotechnology in the agri/feed/food sector in EU and non-EU countries
http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0273230015300088
オープンアクセス
- 米国成人の2003-2012年の裁量食品摂取と食事の質との関連での飲料摂取
Beverage Consumption in Relation to Discretionary Food Intake and Diet Quality among US Adults, 2003 to 2012
Ruopeng An
Received: January 26, 2015; Accepted: August 4, 2015; Published Online: September 11, 2015
http://www.andjrnl.org/article/S2212-2672(15)01258-7/abstract
NHANESのデータから、エネルギー量が多く栄養に乏しい食品の摂取について解析した。
約21.7%, 42.9%, 52.8%, 26.3%, および 22.2%がダイエット飲料、砂糖入り飲料（SSB）、コーヒー、紅茶、アルコールを摂取していて、90.1%は裁量食品を摂取している。一日の総カロリー摂取量を最も多く増やすのはアルコール (384.8 kcal) と SSB (226.2 kcal)、コーヒーとダイエット飲料は裁量食品からのカロリー摂取量の増加と関連し、SSBは食事の質の低下と関連する。そしてダイエット飲料の摂取と関連した裁量食品からのカロリー摂取量の増加は肥満者で最も大きく、SSBに関連するのは正常体重成人だった。
（いわゆるダイエット飲料を飲んでいる肥満のヒトは飲料以外から余分なカロリーを摂っているということ。ダイエット飲料はかえって太る系の観察結果はこの交絡要因による可能性が高いとこれまでも散々指摘されてきた。それを裏付けるデータ。ダイエット飲料が原因で太るのではなく太っているヒトがダイエット飲料を飲んで、その減らしたカロリー分余計に食べている）
A randomized, double-blind, placebo-controlled trial of resveratrol for Alzheimer disease
R. Scott Turner et al.,
http://www.neurology.org/content/early/2015/09/11/WNL.0000000000002035.short
軽度から中程度の119人のアルツハイマー病患者にレスベラトロール1日1回500mg（徐々に増量して最終的には1000mg毎日2回）を52週間のマルチセンター第二相試験。主な有害事象は吐き気、下痢、体重減少で安全性については確認できた。脳脊髄液と血漿中のAβ40濃度は投与群でプラセボより低下し52週で有意差がついたが脳容量の消失はレスベラトロールで増加した。
(これがこの見出し
アルツハイマー：赤ワインとチョコレートの化合物が進行を遅らせることができると研究が発見
Alzheimer’s: Red Wine And Chocolate Compound Could Slow Progression, Study Finds
By Suzette Gutierrez | Sep 14, 2015
http://www.hngn.com/articles/129135/20150914/alzheimers-red-wine-chocolate-compound-slow-progression-study-finds.htm
本文にはいろいろ書いてあるんだけど。ちなみにレスベラトロールって赤ワインに12.59 mg /Lくらいが最大らしい。2000mgワインから摂れると思う？）
