食品安全情報blog過去記事

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長期リアリズムと費用対効果:世界のがん一次予防とそれに伴う不平等

Long-term Realism and Cost-effectiveness: Primary Prevention in Combatting Cancer and Associated Inequalities Worldwide
Bray F, Jemal A, Torre LA, Forman F, and Vineis P
Journal of the National Cancer Institute 2015, http://dx.doi.org/10.1093/jnci/djv273
http://jnci.oxfordjournals.org/content/107/12/djv273.full
オープンアクセス
2012年に新たにがんと診断された事例は1400万人だが2030年には約2200万人に増加すると予想される。所得に関わらず世界中の国でがんのケアの費用は急激に増加しているが、中−低所得国では増加するがん患者の治療のための資源が限られることが国の経済発展を脅かしている。
(日本の胃がんは減ったとはいえまだ多い、というのは何故か無視されがち。乳がんや大腸がんが食事の欧米化のせいだなどと言われるが、胃だよ、ダイレクトに食事要因あるだろうに。)