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赤肉、加工肉、がん:IARCによる新しい分類について更新

Red meat, processed meat and cancer: an update on the new classification by the IARC
26/10/2015
https://www.anses.fr/en/content/red-meat-processed-meat-and-cancer-update-new-classification-iarc
IARCが赤肉(牛肉、子牛肉、豚肉、子羊肉、羊肉、ウマ肉、ヤギ肉)摂取をおそらくヒト発がん性がある(グループ2A)、加工肉(塩漬け、発酵など)をヒト発がん性(グループ1)と分類した。ANSESは2011年にこの問題について調査を行い、赤肉と加工肉の摂取とがんになる可能性の関連は既に明確に示している。ANSESの助言はこれまで通り、バランスの取れた食生活といろいろな動物タンパク質(卵、肉、魚)を食べることにより肉の摂取量は週に500g以下に制限することである。ANSESはがんは複雑な病気であり、特定の食品を食べることのリスクはその食品の栄養などのメリットも勘すべきであることを再確認する。
一般論としてANSESは消費者に対してリスクを防ぐための最良の方法は、必要なエネルギーに応じて推奨される栄養を得られる、バランスの取れた多様な食生活を送ることであることを再確認する。