食品安全情報blog過去記事

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意見

  • 食品添加物としてのアスコルビルパルミチン酸(E 304(i))及びアスコルビルステアリン酸(E 304(ii))の再評価に関する科学的意見

Scientific Opinion on the re-evaluation of ascorbyl palmitate (E 304(i)) and ascorbyl stearate (E 304(ii)) as food additives
EFSA Journal 2015;13(11):4289 [57 pp.]. 18 November 2015
http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/4289
報告された使用と使用量での食品添加物としてのアスコルビルパルミチン酸(E 304(i))とアスコルビルステアリン酸(E 304(ii))の使用は安全上の懸念はない。

Scientific Opinion on the re-evaluation of cochineal, carminic acid, carmines (E 120) as a food additive
EFSA Journal 2015;13(11):4288 [66 pp.]. 18 November 2015
http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/4288
現在のデータセットでは1983年にSCFが割り当てたカルミン5 mg /kg bw(約50%のカルミン酸を含む)のADIを改訂する理由はない。このADIは、カルミン酸2.5 mg /kg bw/dayに相当するカルミン酸含有、と表現するべきである。E120にはタンパク質成分のようにアレルギー反応として設定可能な閾値量がないので、誘発されたアレルゲンに対する暴露は製造過程で適切な精製段階を導入することで避けられる。非ブランドロイヤルのシナリオではE120の暴露は全人口集団にはカルミン酸のADI 2.5 mg /kg bw/dayより低いことが詳細暴露概算で示された。

  • 食品と接触する物質に使用するジメチルジアルキル(C16-C18)塩化アンモニウムに修正されたモンモリロナイト粘土の安全性評価

Safety assessment of the substance montmorillonite clay modified by dimethyldialkyl(C16-C18)ammonium chloride for use in food contact materials
EFSA Journal 2015;13(11):4285 [10 pp.]. 18 November 2015
http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/4285
室温または冷蔵庫の温度で乾物の長期保存として接触するポリオレフィンに最大12 % w/w までその物質を使用するなら、消費者の安全上の懸念は生じない。

  • 食品と接触する物質に使用する4-アクリルアミド-4-メチル-2-ペンタノン(CAS No 2873-97-4)の安全性評価に関する科学的意見

Scientific Opinion on the safety evaluation of the substance, 4-acrylamido-4-methyl-2-pentanone, CAS No 2873-97-4, for use in food contact materials
EFSA Journal 2015;13(11):4283 [8 pp.]. 18 November 2015
http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/4283
食品と直接接触せず、プラスチック上の非自立コーティングにアジピン酸ヒドラジド(ADH)がクロスリンクしたケト側鎖を導入するためのアクリルのコポリマーにコモノマーとして使用されるなら消費者の安全上の懸念はない。この物質の溶出は食品1kgあたり0.050mgを超えてはならない。

  • 使用後のPETを食品と接触する物質へリサイクルするために使用される" General Plastic "プロセスの安全性評価に関する科学的意見

Scientific Opinion on the safety assessment of the process ‘General Plastic’ used to recycle post-consumer PET into food contact materials
EFSA Journal 2015;13(11):4284 [13 pp.]. 18 November 2015
http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/4284
" General Plastic "プロセスは十分特性が示されたが、この申請ではプラスチック材料の異物をヒトの健康リスクを起こさない濃度に減らせるとは立証していない。

  • Monsanto Europe S.A.社からの遺伝子組換えトウモロコシMON 810の栽培に関する2013年の年次市販後環境モニタリング(PMEM)報告書改訂

Revised annual post-market environmental monitoring (PMEM) report on the cultivation of genetically modified maize MON 810 in 2013 from Monsanto Europe S.A.
EFSA Journal 2015;13(11):4295 [37 pp.]. 17 November 2015
http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/4295
提供されたデータでは予期せぬ有害影響は示されなかった。前回の年次PMEM報告書と同じ方法論の欠点が確認されたため、次回は方法論を改善するよう繰り返し強く求めた。