食品安全情報blog過去記事

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意見

  • 全ての動物種用技術的添加物として使用される際の乳酸と乳酸カルシウムの安全性及び有効性

Safety and efficacy of lactic acid and calcium lactate when used as technological additives for all animal species
EFSA Journal 2015;13(12):4198 [19 pp.]. 11 December 2015
http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/4198
乳酸と乳酸カルシウムは機能的反芻動物と豚には最大量で安全である。離乳前の反芻動物と家禽への乳酸の安全性は結論が出ていない。これらの結論は他の動物種に外挿できない。乳酸と乳酸カルシウムの使用は消費者には安全である。乳酸は目と肌に刺激性があり、目に深刻な損傷リスクがある。噴霧を吸収すると呼吸器系に炎症を起こす。乳酸カルシウムは目と皮膚と気道の刺激物であり、取扱時に無防備な作業者にはリスクがある。動物の食事に使用する乳酸と乳酸カルシウムは、対象種に安全だと考えられている量を越えなければ環境へのリスクはない。乳酸と乳酸カルシウムは防腐剤として食品に使用されている。食品での効果が飼料でも見られると予想できるが、12%以下の典型的な湿度で完全飼料の防腐剤としての効果については保留する。

  • 代謝物質PCAに関するジフルベンズロンの認可レビューについてのピアレビュー

Peer review on the review of the approval of the active substance diflubenzuron regarding the metabolite PCA
EFSA Journal 2015;13(8):4222 [30 pp.]. 11 December 2015
http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/4222
情報不足と懸念が確認された。

Modification of the existing maximum residue level for fosetyl in blackberry, celeriac and Florence fennel
EFSA Journal 2015;13(12):4327 [20 pp.]. 11 December 2015
http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/4327
提案されたホセチルの使用量、ブラックベリー100 mg/kg、セロリ8 mg/kg、フローレンスフェンネル2 mg/kgは消費者の健康リスクを引き起こしそうもない。