食品安全情報blog過去記事

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消費者製品中の化合物の優先順位付けツール

Prioritisation tool for chemical substances in consumer products
2016-01-15
http://www.rivm.nl/en/Documents_and_publications/Scientific/Reports/2016/januari/Prioritisation_tool_for_chemical_substances_in_consumer_products
消費者製品には多様な化合物が含まれる。基本的にはそれらの製品は安全に使用できる。オランダ食品消費者製品安全局(NVWA)の検査官は消費者製品の化合物濃度が適用される基準を超えないことを確保するための監視を行っている。RIVMは規制当局が最も注目すべき物質や化合物群を決めるのに使えるツールを開発した。
報告書は英語
http://www.rivm.nl/dsresource?objectid=rivmp:300359&type=org&disposition=inline&ns_nc=1
データ源としてはECHAのデータベースを用いた。現在は年100トン以上の全ての物質とCMRに分類されるものは年1トン以上の物質に関する情報があり、2018年には年1トン以上の全ての物質を含むことになっている。
その中からCMR(発がん性、変異原性、生殖毒性)と吸入感作及び皮膚感作性に分類される物質で消費者製品に使用されているものを選ぶ。そしてそれらの無影響量や最小影響量の情報を集める。そのハザードと曝露についてのスコアから一つのリストを作った。二つ目のリストは製品のカテゴリーについての情報を含む。
ハザードのスコアはエンドポイントの重篤性と強さの二つのパラメーターで評価した。曝露スコアは使用される製品の総数と製品の使用による曝露からなる。
総スコアはハザードスコアx 3.5+曝露スコア