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幼い子供の特別医療目的用食品にスクラロース(E 955)使用拡大案の安全性

Safety of the proposed extension of use of sucralose (E 955) in foods for special medical purposes in young children
EFSA Journal 2016;14(1):4361 [11 pp.]. 19 January 2016
http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/4361
スクラロースは体重あたり15 mg/kg の許容一日摂取量(ADI)とEU食品科学委員会(SCF)で評価されており、EUでは幼い子供の食品を除き食品への使用が認められている。特別医療目的用食品(FSMP)に申請された提案量に基づく暴露シナリオは、ADIを超過しない400 mg スクラロース/kgを含む製品で一日の総タンパク質所要量(3 g タンパク質/kg bw)がカバーできることが示されている。また、別の仮定に基づく他のシナリオでの暴露は常にADI以下である。ゆえにANSパネルは1〜3歳の幼い子供のFSMPにスクラロース(E 955)を使用拡大する提案は安全上の懸念を生じないと結論した。