食品安全情報blog過去記事

はてなダイアリーにあった食品安全情報blogを移行したものです

鉛、水 米国(第2報): (MI)

Lead, water - USA (02): (MI)
2016-01-30
http://www.promedmail.org/post/3980556
[1]Date: 21 Jan 2016 Source: NY Times [edited]
フリントの水危機につながったイベント
2014年4月25日 市が給水系をデトロイトのシステムからフリント川に変更。経費削減のため。間もなく住民から色や味や臭いについての苦情がでる
フリント市は「飲んでも安全」と発表
2014年8-9月 市は大腸菌群が検出されたため水を加熱するよう助言
2014年10月 ミシガン環境の質省が寒さと古いパイプと人口減少を非難
GMのフリント工場が、車の部品を傷めるという理由で水道の水の使用をやめる
2015年1月 デトロイトの水システムが接続料4百万ドルを放棄して再接続をフリントに提案、3週間後州が任命した緊急事態管理者がこの提案を却下
2015年2月 知事のメモによると役人が問題を過小評価し水は公衆衛生上の差し迫った危機ではないと言う。
2015年2月18日 ある女性の家の飲料水から104 ppbの鉛が検出される。女性はEPAに通報。
2015年2月26日 EPAの水の専門家と環境の質省が飲料水の鉛について議論
2015年2月27日 EPAの専門家が州が水の鉛を過小に見積もるような検査を行っていたと言う
2015年3月3日 女性の家での2回目の水検査で397 ppbの鉛検出
2015年3月2日 フリントの雇ったコンサルタントが市の水は連邦基準を満たすと報告。鉛濃度については報告していない
2015年5月6日 フリントの2つの家で鉛濃度が高いことがわかった
2015年7月2日 EPA管理者がフリントの知事に「結論を出すのは早い」と言っている
2015年7月22日 州知事のスタッフ主任が鉛についてメールで懸念を表明、フリントの検査結果や血液検査、州の対応を尋ねる
2015年8月17日 2015年1月から6月の鉛濃度が11ppbだったとして環境の質省がフリントに腐食管理を最適化するよう言う
2015年9月2日 水質専門家のVirginia Techの教授が水の腐食性により鉛が溶出したと報告。すぐに環境の質省がこの結論に反論
2015年9月24-25日 フリントのHurley医学センターのMona Hanna-Attisha医師らが子ども達の血中鉛濃度が高いことを発見してフリント川の水を使うのを止めるよう要求。州の担当者は水は安全だと言い張る
2015年10月1日 政府の疫学者がHanna-Attisha医師らの知見を確認したためフリントの役人が水を飲まないように言う
2015年10月16日 フリントはデトロイトの給水系に再接続
2015年10月19日 環境の質省長官が、職員が不適切な方法で腐食管理をしたと報告
2015年12月14日 フリントが緊急事態を宣言
2015年12月29日 専門調査委委員会が環境の質省に責任があるという。州環境省長官辞任
2016年1月12日 州兵が到着してボトル入りの水の配布を手伝う
2016年1月16日 大統領が市と周辺に緊急事態を宣言

[2]Date: 29 Jan 2016 Source: NY Times [edited]
Mona Hanna-Attisha医師の活躍や子どもへの懸念等