食品安全情報blog過去記事

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意見

  • 全動物種と分類用に香料として使用される際の化学物質グループ14に属するフルフリルとフランの安全性と有効性

Safety and efficacy of furfuryl and furan derivatives belonging to chemical group 14 when used as flavourings for all animal species and categories
EFSA Journal 2016;14(2):4389 [19 pp.]. 12 February 2016
http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/4389
フルフリルとフランは現在食品の香料として認可されている。この意見はこのグループの13成分についてである。1成分については提案された量で、そのほかの成分は全動物種に最大量で安全である。すべての成分は食品の香料に使用されているため有効性の論証は必要ない。飲料水中安定性についてのデータ不足によりこの方法での安全性と有効性は結論できなかった。

  • 観賞用魚と穀物食性の観賞用鳥と小齧歯類クロロフィルの銅錯体、及び全動物種用クロロフィリンの銅錯体の安全性と有効性

Safety and efficacy of copper complexes of chlorophylls for ornamental fish, grain-eating ornamental birds and small rodents and of copper complexes of chlorophyllins for all animal species
EFSA Journal 2016;14(2):4391 [17 pp.]. 11 February 2016
http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/4391
様々なデータ不足により消費者の安全性を結論できない。最大無毒性量(NOAEL)を導出し遺伝毒性を除外するための毒性データがなく、対象動物の安全性を結論できない。FEEDAPパネルは対象動物を着色するため、あるいは対象種の飼料を着色するための有効性を結論する立場ではない。

  • 全動物種用の香料として使用される際の化学物質グループ28に属するピリジンとピロールの安全性と有効性

Safety and efficacy of pyridine and pyrrole derivatives belonging to chemical group 28 when used as flavourings for all animal species
EFSA Journal 2016;14(2):4390 [19 pp.]. 11 February 2016
http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/4390
現在これらは食品の香料として認可されている。飼料に提案された最大量を使用しても消費者の安全上の懸念は生じない。飼料の有効性は基本的に食品と同じなので論証する必要がない。飲料水中安定性についてのデータ不足によりこの方法での安全性と有効性は結論できなかった。

  • 豚肥育用飼料添加物としてのRONOZYME® NP (6-フィターゼ)の安全性と有効性

Safety and efficacy of RONOZYME® NP (6-phytase) as a feed additive for pigs for fattening
EFSA Journal 2016;14(2):4392 [10 pp.]. 10 February 2016
http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/4392
RONOZYME® NPは家禽、離乳子豚、肥育用豚、雌豚の飼料添加物として認可されている。提案された量の削減が対象動物、消費者、使用者、環境への安全性の結論を変えることはない。新しい推奨量での有効性は確認できなかった。